2012/05/26 富士山B.Cガイド
5年前に行った時は吉田口からだったのだが、その時は八合目から上部がかなりアイスバーンで危なかったので、今回は南斜面の富士宮口から登った。しかし、今回も八合目から上はアイスバーン。頂上直下の斜面ではスノーボーダーが転んでそのまま滑落してしてしまった人もいた。怪我はなかったようだがボードが外れてそのまま下まで流れてしまった。
富士山は下から上を見ると頂上までとても近く見えるのだが、実際登っていくとなかなか近づいてこない。変化のない単調な登りだし、とても精神的に堪える。
九合五勺まで来ると突風が強くなってくるし、アイスバーンで滑落する人もいるので、我々は安全を期してスキーをデポしてそこから最後の斜面はアイゼンとピッケルの冬山登山スタイルで登る。そしてなんとか登頂。せっかくなので最高所の剣ヶ峰まで足を延ばす。
お楽しみの滑走は、登りでかなり足を使ったので滑るとすぐに太ももがパンパン。八合目まではアイスバーンなので慎重に滑る。ようやく雪が緩んできたので滑りが楽しめると思ったら濃いガスに包まれて視界が悪く、ルートを追うのに必死で全く楽しむことができずに終了。
富士山バックカントリーは滑りに行くというより、登頂することの方がメインで、滑りはおまけという感じかな。
これにて今シーズンのスキーは終了。