天候のため日程を1日ずらしての実施。
初日は松本駅でお客様と合流して新穂高に移動し、ロープウェイを使って西穂山荘へ。家を出る時は雨脚が強かったが、登る時は時折霧雨が降る程度。
夜はけっこうな風雨だったが、朝3時に起床した時は雨は止んでいて濃いガス。一応予定通り4時過ぎに出発。内心「こりゃ西穂までしか行けないかな。」と思ったりもしたが、時間と共に良くなる予報だったので信じて進む。
案の定、西穂山頂に着く頃には時折日が射すまで回復。しかし岩はまだ濡れていて滑りやすい。お客様が何回かスリップしてロープにテンションがかかる。
その後は順調に進み、ジャンダルムを越え、馬ノ背を通過し、無事奥穂山頂に到着。
下山ルートは白出沢。それなりに気合いを入れなければならない。
相変わらずガラガラ。橋を渡るまでは気が抜けない。
無事、新穂高に戻ることができた。
初日は猿倉から鑓温泉まで。
今日の行程は楽勝だと思ってたら大間違い。暑くて参った。本当に熱中症になるかと思った。最近の猛暑は尋常でない。
雷雨を警戒して早めに出発したので昼頃には鑓温泉に到着し、午後は温泉とビール三昧。
2日目は大出原~白馬鑓ケ岳~杓子岳~白馬山荘。
この日も雷雨の可能性があるので朝弁を持って早めに出発。
数日前に滑落死亡事故があった鑓温泉上部の鎖場を慎重に通過する。
大出原のお花畑は見頃で、一面にいろんな種類の花が咲いていて見事だった。
杓子岳の頂上もしっかりと踏んで、昼頃、白馬山荘に到着。午後は展望レストランでビール三昧。
夕方、南東方向にすごい積乱雲が発生していたが、幸い白馬岳周辺に雷雨は来なかった。
3日目も朝からいい天気。また暑くなりそう。ましてやこの日は祖母谷温泉に向かってどんどん標高を下げていくので、熱中症に警戒した。
だだっ広い頂上の清水岳まではお花畑が点在し、朝の涼しい風に吹かれながら気持ち良く歩けたが、不帰避難小屋以降、特に百貫ノ大下り付近は所々登山道が崩れ落ちたりして危険な個所があり緊張を強いられた。噂通り、長い下りだった。正直、このコースはあまり勧められない。特に中高年の方や下りが弱い方は止めた方が良い。