2013年8月25日 (日)

夏山中間点

今週末は五竜~鹿島槍ガイドの予定だったが大雨のため中止。暇ができたのでサボってたブログの更新を一気にやった。最近フェースブックにばかり力を注ぐようになり、ブログが滞り勝ちでいかん。
まだ8月で夏山シーズンは続くが、こうして振り返ると今年はどうも天候が安定せず、ガイド山行にもかなり影響が出ている。一昨年の9月も台風のおかげで3本ぐらい中止になって大打撃を受けたが、今年もなんとなくそれに近いような状況になりつつあり、大変不安である。9月は安定した天候でありますように。
さて、暇なので釣りにでも行ってこよう。

2008年4月24日 (木)

食いこむ看板

20080420_3 先日の蓮華温泉ガイドの時、木地屋に下りる途中で見つけた。なかなか強烈なめり込み具合。この番号が何を意味しているのかがわからない。

2007年12月28日 (金)

大雪の気配

1980122818pm 写真の天気図は、今から27年前(昭和55年)の今日の天気図である。当時中学3年生だった自分は受験勉強そっちのけで毎日天気図を書いていた。その年のクリスマス頃から始まった強い冬型の気圧配置は、26~27日頃に一旦弱まったものの、その後再び強烈な冬型になり、いわゆる「五六豪雪」につながった。そして、その時八方尾根から唐松岳を目指して登山中だった神奈川県の逗子開成高校山岳部が、天候急変による道迷いで、顧問の先生1名、部員5名の計6名全員が亡くなるという痛ましい遭難事故が起きている。

その時の天気図を克明に記録していたということと、その遭難事故で亡くなった1年生部員の父親が、4ヵ月後に自分が入学した高校の山岳部の顧問の先生だったということで、自分としては何か因縁めいた、強烈に印象に残っている事故である。

今、白馬では雨が降っている。低気圧が通過中である。そしてこの低気圧の通過後、最強クラスの寒波が押し寄せてくる予報だ。予想天気図も写真の天気図とよく似ている。年末年始は除雪作業が大変になりそうで今から憂鬱だ。

2007年9月27日 (木)

山小屋について思うこと(その2)

20070825_19 2チャンネルじゃないけど、山小屋についての感想・批評・ランキングなどがあるサイトってないもんかなあと思ってたらあった。その名も「北アルプス山小屋事情」というサイトだ。まさにタイムリー。

http://kitaa-yamagoya.at.webry.info/

まだ開設されたばかりのようで数軒分の山小屋しか掲載されていないが、読んでいるうちに段々と興奮してきてしまった。そしてなんだかスカッとしてしまった。自分の言いたいことを代弁してくれてるような感想ばかりだったからだ。いやあ面白いサイトだ。そのうち山小屋関係者の目にも触れてコメント欄が大荒れになっちゃうかもなあ。

2007年9月26日 (水)

山小屋について思うこと

20070820072 昭和の頃の山小屋は、それこそ「泊めさせてやる。」「雨風が凌げるんだからありがたく思え。」的な所が多かったんだと思う。宿泊する登山者もそれが当り前だと思って文句も言わず泊っていたと思う。しかし、現代の山小屋は、特に北アルプスでは過剰なまでのサービスで、所によっては下手な旅館よりも充実した時間を過ごすことができる山小屋もある。登山者もそれに伴って段々贅沢な要求をするようになってしまっている。生ビールがないと機嫌が悪くなってしまう人もいる。(俺?) 

建物や施設、食事などのハード面が立派になるのは登山者にとってもありがたいことなのだが、働いている従業員がダメダメで、そのために印象をとても悪くしてしまっている小屋もある。とある山荘では、やはり施設がとても立派なのだが受付のネーちゃんニーちゃんがなんせ無愛想で気分悪い。従業員同士で喋ってる時は笑顔を見せてるのに、客と接する時になると急に昔のソ連の人のようにムスっとした顔・冷たい応対になる。おそらくその小屋は場所柄、何も言わなくても皆宿泊するので殿様商売になり、あーなっちゃうんだろうか。そういえばそこの山荘のご主人を見たことがない。従業員にまかせっきりで教育しないからあーなっちゃうんだろうか。空いてるにもかかわらず部屋はぎゅうぎゅうに詰められるし。 反対に、便所が昔のままの野生的なスタイルで、その便所の香りが客室の方まで漂い、服とか荷物になんとなくその臭いが染み付いてしまい、家に帰ってパッキングを解くとその臭いがほのかにして妙に懐かしくなってしまうヒュッテがあるが、そこは従業員の接客態度が素晴らしく、食事もとても美味しく、全てにおいてお客様側の視点に立った営業を行っていてとても好きな山小屋だ。やはり山小屋の印象というのは、最終的には従業員の“感じ”で決まるのだなあと思う。そしてそれはその山小屋のオーナーのカラー(考え方・方針)でもあるのだなあと思う。

仕事柄、毎年いろんな山小屋に泊る。あくまでも自分の中の個人的なランキングで、しかも偏った山域だが、山小屋ベスト5・ワースト5は確立されている。どこで誰がこの日記を見ているかわからないので公表はできないが。

(本文と写真は関係ありません)

2006年10月 9日 (月)

白馬岳の遭難事故

200610090 今日は何も予定がなかったので昨日までの山行の疲れを癒すべくゆっくり寝坊しようと思ってたら朝6時頃、ヘリの音と熊出没情報の有線放送で起こされてしまった。朝から風もなく穏やかで、初冠雪した後立山の山々もくっきりと見えた。ヘリは白馬岳の遭難救助に向かい、早々に遭難者が収容されたようだ。

今回の白馬岳の遭難事故は悲惨な結果だった。九州からのガイドツアーだったとのことで、「そんなエラいことやらかしたガイドは誰だ?」と思って新聞見たら聞いたことある名前。今年2月に立山で行われたガイド研修に参加してた人だった。それにしてもいろいろ考えさせられた。「いったいどういう判断したんだ?」「俺だったらどうしていただろう。多分中止してただろうな。」「はるばる九州から来たということで無理をしてしまったのかな。」6日夕方の天気予報の予想天気図を見て「ありゃー、明日は思いっ切り冬型の気圧配置じゃん。」と思ったことを思い出した。でも寒気が下りてきてるとは言ってなかったのでまさかここまで降るとは僕も予想してなかった。

明日は我が身と思い、いっそう慎重にならなくてはと思う。「怖がり」と「慎重」は紙一重かな。

2006年9月16日 (土)

八ヶ岳

2005091647 今日から行く予定だった西穂~奥穂は悪天候が予想されるため結局中止にした。台風も近づいてるし。せっかくの3連休で稼ぎ時だというのに家にいると虚しくなってくるが、ここは気分を切り替え、いい休息だと思ってのんびり過ごそうと思う。逆に毎日酒ばかり飲んで今度は身体が弛緩しそう。

ところで10/14、15の1泊2日で行く予定の八ヶ岳・赤岳~権現岳~編笠山ツアーですが、現在2名希望者がいてあと2名ほど募集してます。誰か行きたいという人いませんか?「ここなら行ったことある」という人も季節を変えて行ってみるとまた違った良さを感じると思います。写真は秋の赤岳です。左の鞍部に建ってる小屋が宿泊予定の赤岳展望荘です。夏とは違って涼しく(朝夕は寒い)、汗かかないでとても快適に歩けます。本当に気持ちのいい季節です。日本も熱帯化してきたのでこれからの登山は夏山より秋山の方がいいかもしれません。

2006年9月13日 (水)

富士さん

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富士さん、好きです。でも登るのは嫌いです。「富士山は眺める山だ。」とよく言われますがその通りだと思います。

写真は以前済んでいた横浜の家の裏山からの風景です。目の前に住宅が迫り、電線やら電柱やら中高層マンションがあって鬱陶しいですが、よく見ると遠くにうっすらと富士山や丹沢が見えるのがわかりますでしょうか。少年時代は犬の散歩が日課でこの裏山によく行きました。秋から冬にかけての時期、この裏山から済んだ空気の向こうに富士山や丹沢が見えるととても心躍ったことを思い出します。今も富士山が見えると嬉しいのはきっとその少年時代の延長なのでしょう。