毎年秋の下ノ廊下の時にお世話になってる阿曽原温泉小屋。冬の間は雪害を避けるため解体されるのだが、建てる仕事に初めて参戦。
宇奈月からいつものトロッコ電車で欅平に行き、そこから普通の人は乗れない上部軌道のトロッコで阿曽原温泉へ。
作業メンバーは佐々木さんも含めて男衆8人。そのうち初めて参加する人が自分も含めて4人なので、初めのうちは要領がわからなくてウロウロすることが多かったが、そのうち慣れてきて最終日は息も合ってスピーディだった。
男衆の他に賄いとして女性が2人いたので、毎食美味しいものが出てきた。当然夜は宴会。
2日目は雨のため作業がほとんど進まなかったが、最終日は皆慣れたせいもあり、早起きをして遅れた分をいっきに取り戻してプレハブ3棟の建て方を終えることができた。
よく食べ、よく飲み、よく働き、充実した楽しい3日間だった。
湯俣~千丈沢~裏銀座のガイドが悪天候による沢の増水で中止になり、代わりに10月にガイドの予定がある苗場山の下見に行ってきた。この山も初めてだ。
神楽峰からのちょっと荒々しい風貌とは対照的に頂上は広い大地で、池糖がたくさんある楽園のようなところだった。
家に帰ったらびっくりすることがたくさんあった。
まずヒマラヤのダウラギリで雪崩遭難事故が発生して3名が行方不明というニュースが流れていてびっくり。行方不明になってる隊長でガイドの田辺さんは去年、西穂山荘でたまたま一緒になり、お酒を飲みながらヒマラヤの話しをいろいろ聞いた。そして同じく行方不明の本田大輔氏は直接的には面識がないが、同じ白馬在住でバックカントリーの世界で最近活躍していて将来が楽しみな人物。とにかく奇跡を祈りたい。
それから、今週月曜日の新聞に「北鎌沢左俣付近で県警ヘリがザックを発見し、近くにあった衣類から人の胸の一部とみられる骨が見つかった。」という記事があった。多分そうじゃないかなと思ってたら、やはり7月の連休に単独で北鎌に向ったまま行方不明になっていた27歳の男性だった。自分も関係者から「捜索に出てほしい。」と頼まれた経緯があり、とても気になっていた。長い間家族や関係者が探していてたが、ようやく見つかった。