今日は大阪からやってきた修学旅行生(中学生)のクライミング体験のインストラクターをやってきた。
初めて見るクライミングボードを見上げて「うわぁー、こんな高いとこ登れるかなあ。」と言っていたが、ほとんどの子は何回かロープにぶら下がりながらも上まで登れた。中年太りした俺と違って余計な脂肪や筋肉が付いてないので体が軽そう。
体操部だという女の子は初めてなのにすいすいと登ってしまい、その隣のちょっと難しいラインも登ってしまった。さすがバランスがいい。身体も柔らかいんだろうな。「本格的にクライミングやってみなよ。今度オリンピックの種目になるかもしれないから、もしかしたら行けるかもよ。素質あるよ。」と言ってあげた。
明日(8/1)から8/9まで荒川三山・赤石岳の2連チャンガイドに出かけてしまうためPCのメールのチェックができません。何か連絡ある場合は携帯にメール下さい。8/5に一度下界に下るので携帯通じると思います。
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auの「山と写真ガイド」の取材のため山梨県甲州市にある乾徳山に行ってきた。標高2031mのこの山は、登るにつれ植林された針葉樹林、カラマツ林、素敵な雑木林、草原、岩場、そして素晴らしい眺望と、次々に変化して飽きない。東京方面からも日帰りで登れるし、とっても面白くていい山だ。特に山頂付近一帯の岩場は強烈なアクセントを与えており、なにげに難易度が高めの鎖場があったりして槍・穂高方面に行ったことがない人だとビビるところだろう。
登山口の「徳和」という集落がこれまたなんとも味わい深くていい。途中、山梨県の文化財に指定されている旧坂本家住宅という古民家があるが、他の民家も昔ながらの農家の家という感じで、縁側(しかも濡れ縁)があり、白菜や柿が干され、そして未だに薪のお風呂がある。夕方、日没寸前に下山してきたら、お婆さんがお風呂を沸かすために薪に火をつけ、煙が立ち昇っていた。そして集落のあちこちにはやさしい顔のお地蔵様があり、山裾には山の神様を祀る小さな祠がある。昭和初期を思わせるような、なんとも言えない懐かしさが漂うこの佇まいは、旧坂本家住宅ばかりでなく、この集落全体を文化財に指定したくなってしまう。
下ノ廊下ツアーは延期したので、日曜日はauのサイト「山と写真ガイド」の取材で奥秩父の金峰山に行ってきた。誠に良い天気で素晴らしい展望に恵まれ、とても快適な山行だった。しかし朝の冷え込みはこの秋一番だったようで、霜柱が立ち、葉っぱは真っ白だった。朝は寒いが、空気がカラっとしているので汗をかかず快適に歩ける。やはり自分は夏山より秋の山の方が断然好きだ。
今回は廻り目平から登ったのだが、あまり人通りもなく、途中ですれ違った登山者から「上の方で熊が出ましたので気をつけてください。」と言われるぐらい静かだったのだが、金峰山の頂上に着いてビックリ。すんごい人混み。ほとんどの人が一番楽なコースである大弛峠から登ってきているようだ。久しぶりに静かな山を満喫していたのだが、一気に興醒めしてしまった。
台風のおかげで3連休の予定が狂ったが、最終日の16日は天候が回復して甲府の予報が晴れマークだったので「取材を片付けてしまおう。」ということで急遽西沢渓谷入口に向かった。ところが山の上はまだ影響が残っていてガスがかかり、途中からは霧雨も降ってきてしまった。これでは写真も撮れないので途中で中止してそそくさと下山してしまった。
大雨のせいで木々は水をたっぷり吸って葉がみずみずしいのは良いのだが、だいぶ蒸した。
下山してきたら新潟方面でまた大地震が発生していてびっくり。山梨でも震度3だったらしいのだが全く気付かなかった。しかし思い返してみると、登っている途中で突然斜面の立ち枯れの木が1本ドサーっと倒れたのでびっくりしたのだが、もしかしたらこの時が地震だったのかも。自分は歩いていたので気付かなかっただけかもしれない。