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2007年1月23日 (火)

再び八方尾根ガイド

2007012312 今日も岩岳B.Cの仕事で八方尾根のガイド。これで3日連続の山での仕事だ。一昨日とは打って変わってすごく寒い一日だった。何よりも風か強く、久しぶりに目出帽をかぶった。お客様は下半身がちょっと薄着だったためすっかり冷えてしまい、後半は力が入らず辛そうだった。雪もモナカ雪でターンできない。帰りは一箇所だけ切り立ったアイスバーンの斜面を斜滑降しなければならないのだが、お客様は恐怖心で足が動かず、スリングでビレーをしながらゆっくりと横滑りで下ろした。帰ってきたら顔が真っ赤っかで、少し凍傷にやられたようだ。

コメント

お世話になりました。
次回までに道具をそろえるか? 
実費でもいいのでレンタル板のチューンアップ(特にエッジ)とビンディングの板を戻す「ばね」は付いたのか?
必ず確認すると心に誓った今日この頃でした。
金具が外れる不安と切り立ったアイスバーン本当に怖かった。 「ビビリ」でご迷惑をおかけしました。
言い訳ですけど本当に下半身に力が入らなかったんです。(少し負けず嫌い)
懲りずに行きますので、よろしく御願いします。
切り立ちぎみのトラバースの無いルートで・・・・

Na様
一日中、過酷な条件の中での行動で大変お疲れ様でした。ご使用いただいたレンタル板のビンディングについて、実は自分はあのメーカーのビンディングを使用したことがなく、正直なところあまりよくわかりませんが、ただ今までお客さんが使用しているところや、いろんなところで見聞きして、「あまり良くない。」という印象をずっと持っていました。そして今回それが顕著になりました。個人的にはあのビンディングは絶対勧められません。スクールに帰ってから確認しましたが、やはり元々バネはなく、あのように足を上げると板はだらんと下がったままです。そして主任は「ちょっとしたいろんな操作はやりづらい。我々もそのことは認識して使用している。」と言っておりました。「だったら使用しなければいいのに。」と思いましたが・・・。
現場でもお話ししましたが、B.Cはまさに自然の中に飛び込んで行うもので、それ故に様々なシチュエーションが登場します。その様々な条件に対応できるだけの技術、体力、知識が必要になり、それらはやはり現場で経験を積んでいかないとレベルアップしていきません。今回は大変辛い思いをさせてしまいましたが、これが「貴重な経験だった。」と思えるようになることを祈っております。

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