初日は新穂高から槍平小屋まで。昼頃には着いてしまったので宴会。天候が不安定になってきて心配。
2日目は予報に反して天気がいい。ところが南岳に着いて大キレットに入ったら上空で積乱雲が急速に発達。「こりゃヤバいかも。」と思って少々ペースアップしたらどうにか雷雨につかまらずに北穂小屋に着いた。夜は知り合いガイドがいたりして飲み過ぎた~(>_<) おかげで夜半はどしゃ降りの雨だったようだがそれも全くわからないほど熟睡。
3日目は上高地に向けて下山。北穂南稜を下ってる途中で上から大声で叫ぶ人がいて、よく聞けば誰かが落ちたと言ってる。遭対無線を聞いてたら既に通報がいってるようだったので我々はそのまま涸沢に下りる。程なく県警ヘリが飛んできてレスキューしてた。その後、横尾から徳沢にかけて歩いてる頃から雷が鳴り出し、一度稲光と共にひときわでかい音がして、しばらくしたら遭対無線が槍ケ岳で落雷事故があったと騒ぎになってる。同時刻に霞沢岳でも滑落事故があり、この日は事故の多い一日だった。それにしてもまあ、雷がバリバリ鳴ってる最中によく槍の穂先に行こうと思うよなあ。山荘の人がスピーカーで「頂上に行くな!」と叫んで止めようとしたんだけどそれを振り切って事故に遭ってしまったそうだ。うーん・・・信じられん。
<1日目>高瀬ダム~ブナ立尾根~烏帽子小屋。朝からじりじりと陽射しが照りつけ、ブナ立尾根の登りでは大汗をかく。
綺麗な夕焼けになり、烏帽子小屋の前のイワギキョウがなんともいえない色に染まった。
<2日目>烏帽子小屋~野口五郎岳~水晶岳往復~鷲羽岳~三俣山荘。長い行程の一日。お客さんの不調などもあってこの日の行動時間は12時間。暑さも加わってしんどかった。
<3日目>三俣山荘~双六小屋~西鎌尾根~槍ケ岳。西鎌尾根を登ってる最中に岐阜側で雷雲が発達してゴロゴロ鳴り出したが、たいしたことなく終わってくれた。槍の穂先も混雑せずスムーズに登頂。
最終日は槍沢から上高地に下山。
暑くて死にそうな4日間であった。