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2008年8月20日 (水)

白馬大雪渓土砂崩落事故

Dscf0002 ご存知の通り、昨日、白馬大雪渓でまた土砂崩れがあり今日の昼頃2名が遺体で収容された。もう1名埋まってる可能性もあるそうだ。3年前の時は杓子岳の方から崩れたが、今度は逆の白馬岳方向からのようだ。

昨日の午前中はかなり雨が降り、大雪渓でなくても土砂崩れが起きそうな降り方だった。あんな時に上山するとは・・・。亡くなった方はガイドとそのお客さん。そのガイドさんは自分は直接面識ないが、以前燕山荘に勤めていたらしく、安曇野方面のガイドは知ってる方が多いみたいだ。同じガイドとして身につまされる今回の事故。うーん、これもまた判断ミスだったと言わざるを得ない。

それにしても大雪渓は落石事故が多い。毎年犠牲者が出ている。このルートはもはや危険過ぎる。山小屋関係者や地元行政などはイメージダウンや減客を恐れてあまり声を出さないが、ガイド或いは遭対協という立場で考えるならこのルートは夏山の時期には通行止めにしてもいいくらいな気がする。自分は春のバックカントリースキーでは行くが、夏は絶対に行かないと決めている。

※掲載の写真と今回の事故とは全く関係ありません

コメント

5月にスキーで登った大雪渓も、夏になるとこんなに危険なとこになってしまうんですね。花も綺麗だったり魅力もありますが、このルートは夏はやめたほうが良さそうですね。

第一報で「ガイドが巻き込まれた」などと出たので肝を冷やしましたよ~。
いつも危険と隣あわせで、ガイドという仕事も大変だと思いました。
師匠も気をつけてお仕事頑張ってください。
来月よろしくです。

K様
自分もそうだけど、初めての北アルプスは大雪渓から白馬岳だったという方も多いのではないでしょうか。写真によく出てくる雪渓とお花と青い空。夏はとても華やかなイメージの大雪渓も最近はK様の言う通り危険な所になってます。ガスの中、ここを登るのはロシアンルーレットです。

最初「地元のガイド」という情報が流れ、ガイド仲間等から心配の電話(安否の電話?)があり、「おお、お前じゃなかったか。」などと確認しあったりしてたんです。いろいろとご心配ありがとうございます。

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