18日(水)にみくりが池温泉に前泊。温泉と酒を堪能。堪能し過ぎて翌朝頭痛に悩まされながら室堂ターミナルでお客様と合流し、立山を縦走して剣沢小屋へ。この日(19日)は天気が良かった。翌20日(金)、早朝4時に出発して剣岳をめざす。変な朝焼け、生暖かい風、レンズ雲の出現と天候悪化の兆しのオンパレード。「雨が降り出すのは時間の問題だなあ。どこまで行けるかなあ。」と思いながらなんとかタテバイの難所を通過。しかし頂上直下でついに降り出す。下りは濡れてスリップしやすい岩場を慎重に通過して無事剣沢に戻る。午後は本降りの雨の中、室堂へ下山。お客様と別れてアルペンルートの最終便で扇沢に帰る。それにしても残雪の量が多い。去年も多かったがさらに多い。
台風のおかげで3連休の予定が狂ったが、最終日の16日は天候が回復して甲府の予報が晴れマークだったので「取材を片付けてしまおう。」ということで急遽西沢渓谷入口に向かった。ところが山の上はまだ影響が残っていてガスがかかり、途中からは霧雨も降ってきてしまった。これでは写真も撮れないので途中で中止してそそくさと下山してしまった。
大雨のせいで木々は水をたっぷり吸って葉がみずみずしいのは良いのだが、だいぶ蒸した。
下山してきたら新潟方面でまた大地震が発生していてびっくり。山梨でも震度3だったらしいのだが全く気付かなかった。しかし思い返してみると、登っている途中で突然斜面の立ち枯れの木が1本ドサーっと倒れたのでびっくりしたのだが、もしかしたらこの時が地震だったのかも。自分は歩いていたので気付かなかっただけかもしれない。