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2008年11月 4日 (火)

2008/11/01~03 黒戸尾根~甲斐駒・仙丈ガイド

20081102久しぶりの黒戸尾根。相変わらず信仰登山の名残が色濃く、歴史ある石碑や剣などが出迎えてくれた。天気も良く、涼しくて実に快適な登山であった。雪は五合目より下の刃渡り付近から現れ、七丈小屋から先はアイゼンを着けて登った。アイゼン無しでも登れたが、これから冬山も目指そうというお客様のトレーニングのつもりでアイゼンを装着してもらった。

2002年の同時期にもここを訪れているが、その時から変わった点があり、一つは五合目にあった小屋が完全に解体されてなくなっていたこと。2002年の時は傾いていたけどまだちゃんと建っていて、非常時や冬などには使えそうであった。もう一つは八合目御来迎場の石の鳥居が壊れて桁がなくなって柱だけが残っていたことである。雷がヒットした衝撃で壊れたのであろうか。

写真の石碑はその鳥居のすぐ脇にあるものだが、「大日大聖不動明王」と刻まれている。かなり大きな石だがこれはどうやって建てたのだろうか。とてもじゃないが人間が背負える重さではないし、かなり昔のものなのでヘリで運んだなんてことはあり得ないだろうし。とすればやはり石は現地調達で、その場で人間が彫ったのだろうか。こんな大きな石碑はあまりないが、小さいものは至るところにあり、昔の人の信仰パワーをひしひしと感じる。そう言えば2002年の時の記録に「今度は自分も石碑を担いで信仰登山しよう。」と書いたが、その後着々と準備を進め、そしていよいよ今回の登山の時にはその石碑を持っていこうと思っていたのだが、残念ながらもうちょっとというところで石碑の製作が間に合わなかった。というのはウソ。

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