初日は日光白根山。丸沼高原のゴンドラを使ったので標高差が580mほどしかなかったのだが、お客様はなんだか辛そう。いつもよりペースが早くて休みも少なかったという声が後ろから聞こえたような気がしたが、多分それは気のせいで、夜行の寝不足で辛かったんだろうと勝手に解釈する。
それにしても思いのほか残雪が多く、下りではほとんど雪の上を歩いた。
この地の名前が付いているシラネアオイは、自然のものはまだ時期が早くて全く咲いておらず、ロープウェイ駅周辺の養殖のしか咲いてなかった。
2日目は信仰の山、男体山。山そのものが二荒山神社の御神体で、登るには祈祷受付所で500円の登拝料を奉納し、それとは別にお賽銭を投げてお参りをし、登拝門や途中にある鳥居をきちんとくぐらないといけない。登山できる期間も決められている。
後ろの方から「この神社荒稼ぎしてるわねぇ。」とコソコソ囁くお客様の声が聞こえたような気がしたが、多分それは気のせいだろう。
ほぼ直線的に登り一辺倒なのでぐんぐん高度が稼げる。標高差が1200mもあるのに意外と短時間で登れるのは横移動がほとんどないからだろう。
頂上には二荒山神社の奥宮がある。
頂上からの見晴らしは良く、中禅寺湖が見下ろせて気持ちがいい。
そういえば小学生の時の修学旅行が日光だったなあと思い出した。
3日目は那須岳。ロープウェイで上がって主峰の茶臼岳のピークを踏むだけのお気楽簡単コースなのだが、登りで名物の強風に煽られ、ちょっと緊張感が出て良かった。
この山はほとんど木がなく、特に我々が登った時間帯は曇ってたため、荒涼感というか寂寞感が強かった。