5泊6日の長い山行だったが、一度も雨に降られることなく、毎日剣・立山を眺めながら予定通りの行動ができた。
8/24 栂池~白馬大池~白馬岳~白馬山荘
8/25 白馬山荘~白馬鑓~不帰ノ嶮~唐松岳~唐松山荘
8/26 唐松山荘~五竜岳~キレット小屋
8/27 キレット小屋~鹿島槍ケ岳~爺ケ岳~種池山荘
8/28 種池山荘~赤沢岳~針ノ木岳~針ノ木小屋
8/29 針ノ木小屋~大沢小屋~扇沢
お客様がベテランばかりで足並みが揃っていて、全ての行動がてきぱきと素早いので毎日山小屋には14時に到着。おかげで午後はのんびりと過ごせてなかなか優雅な山旅であった。必然的に酒量も増えるわけだが・・・。
長期山行も毎日こういう風にゆとりがあれば病みつきになりそう。
初日は新穂高から槍平小屋まで。昼頃には着いてしまったので宴会。天候が不安定になってきて心配。
2日目は予報に反して天気がいい。ところが南岳に着いて大キレットに入ったら上空で積乱雲が急速に発達。「こりゃヤバいかも。」と思って少々ペースアップしたらどうにか雷雨につかまらずに北穂小屋に着いた。夜は知り合いガイドがいたりして飲み過ぎた~(>_<) おかげで夜半はどしゃ降りの雨だったようだがそれも全くわからないほど熟睡。
3日目は上高地に向けて下山。北穂南稜を下ってる途中で上から大声で叫ぶ人がいて、よく聞けば誰かが落ちたと言ってる。遭対無線を聞いてたら既に通報がいってるようだったので我々はそのまま涸沢に下りる。程なく県警ヘリが飛んできてレスキューしてた。その後、横尾から徳沢にかけて歩いてる頃から雷が鳴り出し、一度稲光と共にひときわでかい音がして、しばらくしたら遭対無線が槍ケ岳で落雷事故があったと騒ぎになってる。同時刻に霞沢岳でも滑落事故があり、この日は事故の多い一日だった。それにしてもまあ、雷がバリバリ鳴ってる最中によく槍の穂先に行こうと思うよなあ。山荘の人がスピーカーで「頂上に行くな!」と叫んで止めようとしたんだけどそれを振り切って事故に遭ってしまったそうだ。うーん・・・信じられん。
<1日目>高瀬ダム~ブナ立尾根~烏帽子小屋。朝からじりじりと陽射しが照りつけ、ブナ立尾根の登りでは大汗をかく。
綺麗な夕焼けになり、烏帽子小屋の前のイワギキョウがなんともいえない色に染まった。
<2日目>烏帽子小屋~野口五郎岳~水晶岳往復~鷲羽岳~三俣山荘。長い行程の一日。お客さんの不調などもあってこの日の行動時間は12時間。暑さも加わってしんどかった。
<3日目>三俣山荘~双六小屋~西鎌尾根~槍ケ岳。西鎌尾根を登ってる最中に岐阜側で雷雲が発達してゴロゴロ鳴り出したが、たいしたことなく終わってくれた。槍の穂先も混雑せずスムーズに登頂。
最終日は槍沢から上高地に下山。
暑くて死にそうな4日間であった。
まず椹島まで行くのに疲れてしまった。一度静岡まで出てから北上するルートで、道幅も狭いしカーブも多い。
登山1日目は聖平小屋まで。小屋に着く寸前で雨が降り出し、ぎりぎりセーフ。
2日目は朝から風雨強く、聖岳はただ行っただけになってしまった。聖平小屋に戻って昼食後、上河内岳経由で茶臼小屋まで移動。
3日目、遥かかなたの光岳を往復。この日は12時間行動。朝のうち雨模様だったがその後ようやく晴れてきてお客さんのテンションも上がる。
4日目、朝から天気が良く、ようやっと富士山の姿を見る。そしてこの日梅雨明け。皮肉なもんだ。標高が下がるにつれ暑くなってくる。全員無事下山。
4日ぶりに風呂に入ってさっぱりし、清水で美味しい寿司を食べて帰った。