初日は広河原から白根御池まで。天気はまずまず。白根御池小屋はプレハブ造の頃以来の宿泊だったが、すっかり見違えるように立派な建物になり、トイレなども綺麗で実に快適だった。外で宴会。これが最高。
翌日も朝から晴れ上がり、北岳が真っ赤に染まった。
梅雨とは思えない良い天気で、登山するにはちょうどいい気候。とても快適に登れた。
今年は残雪が多く、北岳山荘の前はまだ雪がべったり。
午後は間ノ岳までピストン。
トラバース道のキタダケソウはちょうど見頃だった。その他の花もとても綺麗で、種類が豊富で実にカラフルだった。
最終日は北岳山荘から草すべりコース経由で広河原まで下山。ついに雨に降られてしまったが、それもまた趣きがあっていいかもしれない。と思ったが、やっぱり晴れてる方がいいよなあ。
楽しいお客さん達で、印象深いとても良い山行だった。
赤城山は最高峰の黒檜山から駒ケ岳に縦走するコース。以外と登りがきつく、梅雨の晴れ間で蒸し暑かった。つつじが綺麗。
榛名山の時は朝から雨。ガスが濃くて全く視界がなく、ただ行っただけになってしまった。
初日の金峰山の時はいい天気で、むせかえるほどの新緑を楽しむことができた。
次の日にはちょうど梅雨入りになり、朝からしとしと雨降る中、瑞牆山に登る。頂上に着く頃には雨が止んでくれたので良かった。やたらと大学生パーティが多く、山では男女の別なく若い人を見ると嬉しくなってしまう。
大菩薩の時も雨こそ降らなかったがガスで視界が悪かった。ここはお手軽コースなので山ヤさんでない人の方が圧倒的に多く、こちらの方がちょっと困惑してしまう。
この時期の奥秩父はいいなあ。登ってても暑くもなく寒くもなく、気候的にもちょうどいい。
久しぶりに土の登山道を歩いた。
週末は再び杓子尾根に行ってきた。今回はスキーではなく登山で。下の方は雪融けが進み、中途半端にブッシュが出てややこしかった。幸い天候にも恵まれ、今回は杓子岳の頂上まで行くことができた。下りは大雪渓を下る。
５年前に行った時は吉田口からだったのだが、その時は八合目から上部がかなりアイスバーンで危なかったので、今回は南斜面の富士宮口から登った。しかし、今回も八合目から上はアイスバーン。頂上直下の斜面ではスノーボーダーが転んでそのまま滑落してしてしまった人もいた。怪我はなかったようだがボードが外れてそのまま下まで流れてしまった。
富士山は下から上を見ると頂上までとても近く見えるのだが、実際登っていくとなかなか近づいてこない。変化のない単調な登りだし、とても精神的に堪える。
九合五勺まで来ると突風が強くなってくるし、アイスバーンで滑落する人もいるので、我々は安全を期してスキーをデポしてそこから最後の斜面はアイゼンとピッケルの冬山登山スタイルで登る。そしてなんとか登頂。せっかくなので最高所の剣ヶ峰まで足を延ばす。
お楽しみの滑走は、登りでかなり足を使ったので滑るとすぐに太ももがパンパン。八合目まではアイスバーンなので慎重に滑る。ようやく雪が緩んできたので滑りが楽しめると思ったら濃いガスに包まれて視界が悪く、ルートを追うのに必死で全く楽しむことができずに終了。
富士山バックカントリーは滑りに行くというより、登頂することの方がメインで、滑りはおまけという感じかな。
これにて今シーズンのスキーは終了。
残雪の北アルプスを楽しむにはちょうどいい時期。適度に雪が締まり、かなりの急斜面でも登れてしまう。
杓子尾根は眼下に大雪渓が広がり爽快な眺めなのだが、登ってる当人はそれどころではなく、必死で登るのみ。
去年は散々な立山だったが、今年は天候に恵まれた。
雪質も最高だった。しかし３日目に予定していた御山谷は湖畔付近の状態が極めて悪いという情報が入ったのでタンボ沢に変更してしまった。
日本山岳ガイド協会の資格更新研修に参加。今回は山岳スキーでの研修で、当初は栂池ヒュッテ2泊と蓮華温泉1泊の予定だったが、悪天候による予定変更で栂池ヒュッテに3泊になってしまった。遠く北海道や東北からの参加者もいたりして賑やかで楽しかった。
再び金山沢。今日は風もなく、実に春らしい穏やかな陽気だった。でも暑かった。
山はテカり、雪はぐんぐんと融け、日に日に積雪が減っている。
今回のお客様はなんと７８歳。正直、とても頂上までは行かれないだろうと思ってたのだが、途中で根を上げるどころか極めて順調に、標準タイムで登頂し、そして滑り下り、最後の瀬戸川からの登り返しでもバテることなく淡々と登って蓮華温泉に帰ってきた。
蓮華温泉ロッジの方曰く「最高齢記録を更新した」とのこと。スーパーお爺さんだった。
瀬戸川を渡って間もなくのところで真新しい熊の足跡があった。冬眠から覚めたようだ。
