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2006年10月 9日 (月)

白馬岳の遭難事故

200610090 今日は何も予定がなかったので昨日までの山行の疲れを癒すべくゆっくり寝坊しようと思ってたら朝6時頃、ヘリの音と熊出没情報の有線放送で起こされてしまった。朝から風もなく穏やかで、初冠雪した後立山の山々もくっきりと見えた。ヘリは白馬岳の遭難救助に向かい、早々に遭難者が収容されたようだ。

今回の白馬岳の遭難事故は悲惨な結果だった。九州からのガイドツアーだったとのことで、「そんなエラいことやらかしたガイドは誰だ?」と思って新聞見たら聞いたことある名前。今年2月に立山で行われたガイド研修に参加してた人だった。それにしてもいろいろ考えさせられた。「いったいどういう判断したんだ?」「俺だったらどうしていただろう。多分中止してただろうな。」「はるばる九州から来たということで無理をしてしまったのかな。」6日夕方の天気予報の予想天気図を見て「ありゃー、明日は思いっ切り冬型の気圧配置じゃん。」と思ったことを思い出した。でも寒気が下りてきてるとは言ってなかったのでまさかここまで降るとは僕も予想してなかった。

明日は我が身と思い、いっそう慎重にならなくてはと思う。「怖がり」と「慎重」は紙一重かな。

2006年10月 8日 (日)

2006/10/6~8 大菩薩嶺・雲取山ガイド

2006100862 かなり風が強かったが幸い天気が良く、眺めも良く、いい山旅だった。紅葉はさっぱりだめ。というか、しっかり紅葉する前に強風ですっかり葉が落ちてしまった感じだ。

やっぱり北アルプスよりこういう木々が豊かな山の方が好きだなあ。

2006年10月 5日 (木)

2006/10/3~4 湯俣槍ヶ岳線(旧宮田新道)調査

2006100465 今は昔、湯俣温泉から千天出合を経て千丈沢を登り詰め、西鎌尾根に出て槍ヶ岳に至る宮田新道というルートが存在した。しかし今は全く廃道になっている。かつては吊橋等もあったが、豪雨や雪崩で流され今は全く消失してしまっている。湯俣~千天出合間だけは現在も北鎌尾根のアプローチとして利用されているが、写真のような厳しい箇所の通過や渡渉を強いられ、エキスパートのみに許されるルートであるが故、ここを通過する登山者はとても少なくなってしまっている。それでは大町市としては切ないということで、この宮田新道を復活させようという動きが起った。過去2回の調査を踏まえ、今回は湯俣~千天出合間だけに絞って、より具体的な整備計画を進めるべく現地調査を行ったわけである。環境省、中信森林管理所、大町市役所の各職員と我々大町登山案内人組合の計9名で季節外れの沢登りをやってきた。数日前の雨のため水量がちょっと多めで、股近くまで水に浸かりながら10回ぐらい渡渉をしたのでだいぶ冷えてしまった。

2006年10月 2日 (月)

2006/9/29~10/1 西穂~奥穂ガイド

2006093062 ジャンジャジャーン!ジャンダルムです。この日は天気が良く、気温も適度でまさにジャンダルム日和。一応難易度が高いとされてるルートですが軽装の人が目立ちました。ヘルメットかぶってる人はわずか。ハーネス&ロープを使用しているパーティは我々だけ。毎年必ず死亡事故があるのに・・・。シートベルトしないで車を運転しているのと同じレベルといった感じでしょうか。