« 2006年9月 | メイン | 2006年11月 »

2006年10月31日 (火)

さらに深まる秋

200610316 相変わらずいい天気が続いてる。先日の連休に降った雪で白馬岳も一時真っ白だったがすっかり融けてしまった。

その連休に起きた例の事故に出動した白馬山荘と村営頂上宿舎の従業員に大町警察署から感謝状が送られていた。噂によるとあの時、村営宿舎にある60m/秒まで計れる風速計が振り切れていたそうだ。とにかくものすごい風雪だったらしい。

午前中は何もする気が起きず、ぼんやりとインターネット見ていた。午後から慌てて案内人組合の事務仕事をやるが、結局時間が迫り、切羽詰って焦って片付ける。明日から11月。あと2ヶ月で今年も暮れる。そろそろガイドの仕事も暇になり、家にいる時間が多くなってきそうだ。どこでもいいので個人ガイドを頼むっていう方はいませんかー。11/12の谷川岳に行く人いませんかー。ちゃんと雪があればスキーでもいいですけどね。

2006年10月29日 (日)

2006/10/29 研修会参加

200610292 一昨日行われた信州登山案内人能力向上研修の座学に引き続き今度は実技が行われ、自分は講師として参加した。

2006年10月28日 (土)

2006/10/28 明星山P6南壁左フェースルートガイド

200610285 予想はしていたがこんなに混雑していたとは・・・。当初は左岩稜ルートを登る予定だったが、お客様は3年前に一度登ったことがあるし、我々が取り付く時には既に先行パーティが4パーテイぐらいいて渋滞が起きてたし、ということで急遽左フェースルートに変更。しかしここも先行パーティがいてなんだかんだ時間がかかってしまい、駐車場に戻った時は日没寸前だった。久しぶりに落石の雨あられを浴びた。少なくともヘルメットに2個は当った。

2006年10月27日 (金)

2006/10/27 研修会参加

200610272 今日は松本合同庁舎で行われた「信州登山案内人能力向上研修(座学)」に参加してきた。講義テーマは「長野県山岳の特性について」と「山岳ガイドのあり方について」の2つ。たまにこういった講義を聞くとけっこう疲労する。よく寝た。

2006年10月24日 (火)

2006/10/22~23 恵那山ガイド

200610233 下ノ廊下のガイドが終了して宇奈月温泉でお客さんと解散し、知人宅にちょっと寄ってから今度は富山県から長野県の南の果てまで車で縦断して中央道園原インター近くの月川温泉で次のお客さんと合流。夜遅くなってしまった。「もう酒なんか見たくもない。」と思ったが見てしまった。ついでに飲んでしまった。懲りないバカものである。

恵那山は昨日までの断崖絶壁峻険峻厳天険の下ノ廊下とは全く対照的なの~んびりとした山。この山が日本百名山だと知ったのは最近のことである。カラマツの黄葉が良かったが、黒部の紅葉を見てきた後だけに物足りなさを感じたのは事実。

2006/10/21~22 黒部下ノ廊下ガイド

2006102113 開通するかしないかぎりぎりまで微妙だったが、間際になってどうにか開通した。しかし途中には大きなスノーブリッジがいくつも残っており、何箇所か大きく高巻いたりして緊張させられた。天気、紅葉は申し分なかった。

「飲んでも飲まれるな!」をモットーにしてきたが・・酒に飲まれてしまった。阿曽原小屋で久しぶりにやってしまった。日曜日の朝4時前に起床した時は二日酔いというよりまだ酔っていた。飲酒検問に引っかかったら間違いなく検挙されたであろう。とりあえず4時過ぎ、まだ真っ暗な中を出発したがフラついていて丸太の橋を渡るのが怖かった。そして時間と共にどんどん具合が悪くなり、夜が明けてしばらく経った頃が絶不調のピークであった。とてもガイドどころではなく、ヘリで救助してもらいたいと心底思った。しかし体の中にあった老廃物を下と上の両方から全て出したら急速に回復に向かい、頭痛だけは残ったが朝弁当を食べられるまでに復活、無事ガイド業務に就くことができた。「もう酒なんか見たくもない!」と心のかなり奥深くから思った。

2006年10月19日 (木)

深まりゆく秋

200610181 ここ最近とてもいい天気が続いている。朝の冷え込みのおかげで家の廻りの木々もだいぶ紅葉が進んでいる。特にうるしの葉っぱが赤くなってとてもきれい。

それにしても時が経つのがものすごく早い。年取った証拠かなあ。10月ももう下旬にさしかかっている。あと1月もすれば雪の季節。嫌な季節が近づいてきた。

2006年10月17日 (火)

2006/10/15~16 八ヶ岳 天狗尾根~真教寺尾根ガイド

2006101618 赤岳~権現岳~編笠山のガイド終了後、別のお客様と合流し、天狗尾根というバリエーションルートに行ってきた。この日も誠に天気が良く、爽快なクライミングが楽しめた。しかし12時間に及ぶ行動時間だったためさすがにくたびれた。この尾根、おいしい岩場は上部の1/3ほどしかなく、あとの2/3はヤブ漕ぎもしくは急な樹林帯登りで、ここはやはり冬期の方が面白いのだろうなと思う。真教寺尾根は高校2年生の時以来で実に24年ぶりに通過したのだが、上部がこんなに大変なところだったとは。当時の記憶が全くない。へたすると剣のタテバイ、ヨコバイなんかより難しいかもしれない。

2006/10/14~15 八ヶ岳 赤岳~権現岳~編笠山ガイド

2006101526 ああ、実に気持ちの良い山行だった。1日目はちょっと雲が多かったが2日目は素晴らしい秋晴れ。朝は寒かったが昼間は暑いくらい。しかし夏山にはない爽やかさ。秋山はいい。

ガイド山行の時、ほとんどいつも自分が一番年下だが、今回はなんと自分が一番年上という珍しいパターンであった。いつものようなオバ様達の圧倒的な賑やかさとは違うしっとりとした雰囲気で、会話の内容も”孫の運動会”や”嫁姑の話し”などといった話題ではなく、恋の悩みや職場の話しなど自分にとっても身近な話題で実に新鮮な感じがした。おかげで自分もちょっと調子に乗り過ぎてエロガイド化しつつあった。

2006年10月12日 (木)

きのこ

200610123 今、白馬が大変なことになってる。何が大変かというと熊である。この秋は全国的に出没が多いようだが、ここ白馬も例外ではない。隣の村では中学生が襲われて大怪我してるし、白馬村役場のすぐ近くでも怪我人が出た。毎日のように熊目撃情報の有線放送が流れ、小中学生は各家庭で車の送り迎えになった。僕もよく夜ランニングをするのだが今はおっかなくて外に出る気がしない。

そんな危険な状況の中、今朝はきのこを採りに東の野平という部落の奥に行ってみた。単独行である。昨日は日中雨が降り、そして今朝は冷え込んだので「おっ、これは出たかな?!」とかなり期待が持てたからである。ストックで木を叩いたり、イッちゃってる人のように大声出したり口笛を吹いたりしながら熊さんに自分の存在をアピールしつつ山の中に入ったらご覧のようなきのこがすぐ採れた。右がクリタケで、左の2本がアイシメジというやつ。早速きのこ汁にして食べたらシコシコと歯ごたえがよく美味しかった。

いい季節だ。