« 2007年4月 | メイン | 2007年6月 »

2007年5月28日 (月)

いい陽気だ

20070528_1 久しぶりに山に行かない週末だった。土曜日は息子が通う中学校の植樹のイベントに参加し、昨日は家の中の片付け&粗大ゴミ出しなどをやった。そして午後は昼寝。2時間以上も寝てしまった。なんとなく時間がもったいない気もしたが、最近疲れがたまってるのか体が重い気もしてたので「たまにはこういうのも必要だよな。」と自分に言い聞かせて寝た。

昨日、一昨日は風と黄砂がえらかったが今日はすっきりと晴れ渡った。麓の方はだいぶ緑が濃くなり、その緑の前線が段々と上に上がってきた。田植えもかなり進み、ほとんどの田んぼに苗が植わったようだ。誠に気持ちの良い時節だ。

2007年5月23日 (水)

称名寺

20070521_13 富士山が終わった後、そのまま神奈川の葉山の実家に寄ってきた。富士山で疲れてたので月曜日は大寝坊をし、午後になって以前住んでいた横浜市金沢区に行き、そして金沢文庫で有名な称名寺に行ってきた。ここの庭園の風景が大好きなのである。この風景を眺めていると実に心が落ち着く。

子供の頃は池でザリガニをとったり、犬の散歩で訪れたり、初詣に行ったり、すぐ裏の山を登ったり、洞窟の中を探検したりとなじみ深い遊び場所であった。

称名寺は鎌倉時代に北条実時が開いたのが始まりで、後には安藤広重が描いた金沢八景の一つ「称名晩鐘」でもうたわれている。ここの庭園は浄土式庭園と言われ、池のほとりの看板には「このような配置は、平安時代中期以降盛んになった浄土曼荼羅の構図に基づき造られた浄土庭園の系列にあるもので、称名寺の庭園は、時代的に浄土庭園の基本的な形態を残す最後のものとして、庭園史上高い評価を得ております。」と書いてあった。

反橋と平橋があったはずだが、平橋は残念ながら無くなっていた。相変わらず亀やアヒルがのんびり泳ぎ、ちょうど黄菖蒲の花も見頃で実にのどかな風景だった。

2007年5月20日 (日)

2007/5/19~20 富士山B.Cツアーガイド

20070520_23 土曜日の午後、佐藤小屋入りし、お決まりの宴会。お客様は皆心得ていて装備表通り全員がちゃんとお酒を持ってきてくれたのでちゃんと飲み干し、さらに別パーティで参加していたお馴染みのお客さんからビールをいただき、最後は小屋の主人も参戦してワインをいただいた。最後の方は記憶にない。

当然翌朝は二日酔い。お客様も調子悪そう。起きたら既に他のパーティのお客さんは全員が出発していて小屋の中はガラーンとしていた。まともに朝食など食べられず、フラフラの状態で予定よりかなり遅く出発した。天気は申し分ないのだが、全く士気が上がらず、その時はとても頂上まで行けないと思った。

六合目を過ぎたあたりから雪が出始め、アイゼンを付けて登る。八合目付近から風が強くなり、雪面も硬くなってくる。息絶え絶えになりながらも14時になんとか頂上にたどり着いた。気温は間違いなく氷点下。ハイドレーションのチューブが凍り始めた。頂上からの滑走がこれまた大変で、カチカチのアイスバーンを半分横滑りしながら転倒滑落しないよう慎重に滑る。七合目付近から吉田大沢の中に入る。時々ガスって視界が悪くなったがそこからは快適な斜面。五合目駐車場近くまで滑って終了。無事今シーズンの滑り収めができた。

2007年5月10日 (木)

2007/5/8~9 丹沢ガイド

20070508_21 雪の山から一転、新緑眩しい丹沢をガイドしてきた。土の上は実に歩きやすい。爽やかな五月の風を受けながら歩けると思ったが、初夏を通り越して夏のような陽気。暑くて参った。

久しぶりに塔ノ岳~蛭ケ岳の縦走路を歩いたが、なんと立ち枯れの木が多いこと。そして鹿の死骸も目立った。なんとなく山全体が不気味な感じ。ヒルも多くなってきてるし、丹沢が病気になって死にかけてるようだ。

2007年5月 6日 (日)

2007/5/5 白馬岳主稜ガイド

20070505_5_2 雪が少ない年の主稜は苦労するということは以前から知っていたし、先日猿倉で県警救助隊の方から聞いた話しでも「下半部は雪がボロボロで引き返す人も多い」という情報だった。朝から気温が上がり、白馬尻から八峰めざして汗をだらだら流しながら登る。ここ数日気温の高い日が続いている。やっと稜線に上がり、さあこれからと思ったらいきなり雪が割れてたり、藪が表れたり、そして時間と共にあちこちから雪が崩れ落ちる音が響き始めた。あまりに雪が悪過ぎる。雪がデリケート過ぎる。危険を感じ、前進を中止して途中から懸垂を交えながら2合雪渓を下降した。ちょっと悔しいが、「途中敗退」というやつである。

2007年5月 4日 (金)

2007/5/3~4 金山沢ガイド

20070504_6 2日間共好天に恵まれ、予定通りの行動ができた。雪質はちょっと重くて足が疲れてあまり快適ではなかったが、それでも十分堪能した。雪が少なくて下部がどうなってるか心配だったが大丈夫だった。

下山中、猿倉までの林道の途中で別パーティの1人が沢に滑落して頭部を負傷。林道までの引き上げを手伝った。山はいつどこで何があるかわからない。