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2008年3月30日 (日)

B.Cレッスン天狗原

20080330_152 当初、栂池スキー場内でスキーレッスンを行い、状況が良ければちょこっと山の中に入ってB.Cを楽しもうと思っていたのだが、思いのほか天気が良かったので午前中に天狗原まで登って滑ってきた。予想以上に滑りやすい雪質でなかなか充実。

乗鞍岳の斜面には幅50m以上はある雪崩の跡があった。昨日発生したものと思われる。よく見ると頂上からの滑走ラインがあり、その途中でスパっと破断している。一昨日から昨日にかけて新たな積雪があり、ピットを掘らなくたって不安定なことぐらい誰でもわかるような状況だというのにあそこを滑るとは・・・。幸い事故にならなかったようだが、いつかまた同じような事故が起きそうだな。どうも皆安易に山に入り過ぎる。

夜はスクールの納会。雪崩で死ななかったけど飲み過ぎて死亡。アーメン。

2008年3月26日 (水)

スキージャーナルに載りました

Ski_journal5 昨日発売のスキージャーナル5月号のP61~66に去年の蓮華温泉&雪倉岳ツアーの時の様子が掲載されました。自分はガイドとして登場してますのでご覧下さい。

2008年3月25日 (火)

横浜

20080325_60 用があって日帰りで横浜に行ってきた。横浜と言っても少し川崎寄りの「子安」という工業地帯のど真ん中。なにしろ空気が悪い。汚い空気に対する免疫が低下しているので、そこにいるだけで具合が悪くなりそうだった。

2008年3月16日 (日)

雪融け進む

20080316005白馬もすっかり春めき、ぐんぐん雪が融けている。今日はスキースクールまで自転車で行ってみた。道路の雪はすっかりなくなって全然問題ない。気持ち良かった。あー、ようやく春が来た。嬉しいなあ。桜が咲くまではまだまだだけど。

明日から学生大会アルペン競技が始まる。朝が早く、夕方まで作業がある。過酷な一週間が始まる。なんか最近ストック持ってスキーしてないなあ。いつも手に持ってる物はスコップとかドリルとかネットとか硫安(雪面硬化剤)だもんなあ。

2008年3月10日 (月)

遠見尾根~村尾根ガイド

20080310_133岩岳S.Sのバックカントリーガイドツアーで村尾根に行ってきたのだが、今回は完全に自分の判断ミスであったと反省している。何事もなく下山できたから良かったが、間一髪だったと言ってよい。何やってんだ俺!って感じ。一昨日、八幡平で雪崩死亡事故が起きたが、自分も危うく新聞に載るところだった。

今朝起きたら雪が降ってたのでびっくり。しかもボトボトの湿った雪。いっきに気分が重くなる。「どうしよう。予定通り村尾根に行こうか、それともコース変更しようか。こんな雨っぽい天気だから中止した方がいいかなあ。」と集合場所に行くまで悩む。お客様3名のうち2名は前回も条件が悪くて村尾根に行けなかったので行きたそうな様子。そこでまず自分の判断がブレた。自分の心の中では中止にしようと決めていたのだが、「とりあえず上がってみましょう。そこでピット掘ったりして判断します。それほど積もってないので大丈夫でしょう。」と言ってしまっていた。

ゲレンデトップからシールで登ってドロップポイントの一ノ背髪直下に着く。雪は止み始め視界も良くなってきた。ピットを掘ってみたが問題なさそう。滑り出す。ところが左手の尾根に入ると昨日までの雪と今朝降った雪が全然なじんでおらず、強くエッジングすると表面の雪が流れる。嫌な感じ。まだそれほど滑ってなかったのでそこで勇気を持って引き返せば良かった。ここが痛恨の2回目の判断ミス。

その後再びガスが濃くなり雨模様の天気になる。複雑な地形だがなんとか正規のルートで平川に下りた。いよいよここからが危険地帯。なんとなく追い詰められたような精神状態。平川は川が出ていたのでスキーを脱いで渡渉する。対岸に渡り林道に出るところで休憩していたら我々より上流の左岸側斜面でけっこう大きな雪崩が発生。かなりヤバい感じ。休憩もそこそこに脱出を図る。常に左側の斜面を注意しながらできるだけスピーディーに移動する。この林道はいつも大なり小なりのデブリがあるのだが、案の定でき立てホヤホヤの新鮮なデブリがいくつもある。そしてついに発生したばかりの大規模なデブリに出くわす。いったいいつ発生したのだろうか。10分前なのか1時間前なのか、3時間前なのか。いずれにしてももう少し早い時間に通過していたら巻き込まれたかもしれない。ここを通過しなければ帰れない。スキーを脱いで焦って通過しようとするのだが、1m四方の大きな雪の塊がゴロゴロあってとても歩きにくい。ここを突破し、崩沢を通過し終えた時は正直ホッとした。

村尾根は一昨年の4月に雪崩事故(2名死亡、3名負傷)が発生している。自分も何回か行っているが、平川に出てからがいつも嫌だ。間違いなく危ないオーラが出ていて陰惨な雰囲気がある。このコースはよっぽど良い条件が揃ってないと行ってはいけない。前回は気温急上昇の予報だったため中止して「的確な判断だった。」と自負していたのに、今回はなぜ踏みとどまれなかったのだろう。こういう時はお客様の感情に左右されず、心を鬼にして判断しなければならないと肝に銘じた。

2008年3月 9日 (日)

2008/03/08~09 奥秩父ガイド

20080309_19 今回はバックカントリーではなく雪山登山のガイド。土曜日は足慣らしで茅ケ岳に登ったのだが、雪はほとんどなく、天気が良くて暖かかったので霜と雪が融けてグチャグチャ。下りはとても滑りやすく、ある意味困難だった。

日曜日は瑞牆山荘から金峰山を往復した。こちらはさすがに標高が高いので雪はあったが、昨日に引き続き気温が高めで風も弱かったので冬山の雰囲気があまりなくて物足りなかった。

ようやっと春が来た感じ。特に今年の冬は寒かったので暖かくなってくると嬉しい。