2009年5月 4日 (月)

2009/05/02~03 金山沢B.Cガイド

20090502_13 GW恒例の金山沢。初日はハクノリまで登って自然園に滑り込む足慣らしコース。初心者にとっては足慣らしでは済まず、本番そのものになってしまう。



20090502_15 15時前には栂池ヒュッテに戻り、外のテラスで飲酒。この瞬間のためにハクノリまで登ったと言っても過言ではない。暑くて汗かいたのでアルコールの吸い込みもよろしい。自分も含め、ちょっと全体的に飲み過ぎ警報発令。夕食時にほとんど食べられず早々に布団直行の者1名、翌朝二日酔いで便器を抱えそうになる者1名、体が重くてテンション上がらない者1名が出た。




20090503_5_2 この日は時間とともに雲量が増してきたが雨が降る気配はない。そして風がないと暑い。
先日の吹雪の影響か、雪面は真っ白な雪と汚れた雪とのコントラストが激しい。つまり吹き溜まりが形成されていた。船越ノ頭直下を登り始めた時、右側の沢を滑ったスキーヤーがサイズ2の面発生雪崩を引き起こした。規模、スピード共に小さかったのでスキーヤーは逃げて巻き込まれることはなかったが、嫌な感じがした。

20090503_212 船越ノ頭から稜線を縦走して小蓮華岳手前の鞍部からドロップ。先ほど雪崩を目撃してるので自分が先行して斜面の凸部まで行って様子を見る。スキーカットしてみる。「まあこれなら大丈夫だろう。」と確信してお客さんを呼んでリグループさせる。そして凸部の下の、いわゆるノール地形に進入。数ターンして停止。リグループすべくお客さんが滑ってくるのを見上げていたら突然「ブブッ、ザーっ」という変な音。「なんだ?今の音なに?」と下を見たら自分のほんの2~3m下の斜面が見事に破断して雪面が下に滑り落ちていくではないか!「やっべぇ、やっちまった。」と慌てて左の斜度の緩い方に向って避難。上にいたお客さんにも大声でこっち側に来るよう誘導する。人数確認をしたら1名いない。よく見たら破断面より下の、雪崩れた斜面の中でウロウロしてるではないか。「巻き込まれたのか?いや違う、なにやってんだ?」と見に行ったらどうやら転んでそのまま破断面を通過して転がり落ちてスキーが外れたらしい。外れたスキーを探していた。

20090503_27 幸い事なきを得たが、この雪崩、破断面の暑さは20cmぐらい、幅は100m弱、デブリ末端は金山沢に入ってしばらくのところまで達していた。

懸案だった金山沢の下部は案の定川が出ていたが、なんとかスノーブリッジを渡って帰ることができた。
今回は冷や冷やもんのツアーであった。それだけに充実感もひとしお。

2009年5月 2日 (土)

2009/04/29~05/01 立山B.Cガイド

20090430_202 3日間とも快晴。前回の立山のメンバーには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいであります。自分だけリベンジしてしまいました。お許しください。

2009年4月27日 (月)

2009/04/25~26 立山B.Cガイド

20090426_2 「天はわれ等を見放した・・・」と言わざるを得ない週末であった。しかし、行く前から強面の二ツ玉低気圧が接近していてこの悪天候は想像できたので、行った自分がバカだったと言うべきか。でもまあ雷鳥荘で温泉入って酒飲んでのんびりした時間が過ごせたので、それはそれで良かった、ということにしておこう。

昨日の吹雪はなかなか凄まじかった。室堂は日本海からまともに風が吹き付ける所なので風が吹き抜ける地形のところでは体がよろめく。冬富士のよう。初心者のお客さんにはちょっと刺激が強過ぎたかな。エラい目に遭わせてしまった。これに懲りず、天候の良い時にまた立山B.Cに来てほしい。

2009年4月23日 (木)

2009/04/22~23 立山B.Cガイド

20090422_4 今シーズン初立山。

前日に雨を降らせた低気圧は過ぎ去ったのだが、その後寒気が入ってしまった。気圧配置は冬型。案の定、斜面はカチカチ、ガスが濃くて視界も不良。残念ながら滑りを楽しむというわけにはいかなかった。

2009年4月19日 (日)

2009/04/18~19 蓮華温泉B.Cガイド

20090418_17 今シーズン4回目の蓮華温泉。何度行ってもいい。何度入ってもいいこの温泉。極楽だ。
今回も天気に恵まれ、雪質も締まってとても滑りやすかった。
2日目は天狗原に登り返したのだが、先週同様暑かった。
蓮華温泉も今シーズンはこれが最後かな。

白馬山麓も例年より1週間ぐらい早く桜が咲きだした。いい季節が始まった。

2009年4月12日 (日)

2009/04/10~12 蓮華温泉&五輪山ガイド

20090411_10 とにかく暑い3日間だった。暑さでバテバテ。

予定していた雪倉岳は瀬戸川のスノーブリッジが崩壊しそうで危険だということでコース変更して朝日岳方面に。朝日岳自体は去年行ってるのでその隣にある五輪山をめざすことになった。朝日岳に比べれば手前にあるので楽勝だろうと思ってたがけっこう長い。そして暑さで参った。それでも全員ちゃんと登頂して滑り終えられた。
相変わらず熊の足跡があちこちに。カモシカの足跡より多かった。

2009年4月 5日 (日)

2009/04/05 B.C八方尾根~押出沢ガイド

20090405_5 上部は昨日新たに雪が積もったようで、それが風でパックされて滑りづらかった。中間部は快適。下部は重くてしんどい雪。先日の雪で例年より雪が多いように感じた。下部のデブリもほとんどなくて今年はなかなか快適。渡渉も問題なし。

2009年4月 3日 (金)

再び蓮華温泉

20090331_2_2 今度はスキースクールのスタッフだけでまた蓮華温泉に行ってきた。露天風呂最高。ここは何度行ってもいいなあ。 

2009年3月30日 (月)

2009/03/28~29 B.C蓮華温泉ガイド

20090328_4 当初、風吹大池から北小谷に抜けるコースを計画していたのだが、なんと風吹山荘が満室でもう泊められないと断られてしまったため急遽コースを変更して栂池~蓮華温泉往復に行ってきた。

2日前から今シーズン一番かと思われるようなドカ雪が降り、直前の情報では蓮華温泉で新たに150cmもの降雪があったということで、はたしてたどり着けるのだろうかという不安の中出発。ちょっと出発を遅らせたため天狗原までは完全にトレースが出来上がっていて楽させてもらった。振子沢の最初の斜面では他のパーティも含めて皆よく転んでいた。斜度が緩くなるところからは幅の狭いトレースのみが通行可能で、そこからハミ出して新雪に突っ込むと途端に止まってしまう。そして途中でいきなり大渋滞。ちょっとずつしか前に進まない。「なんだ?どうしたんだ?」と少々イライラしながら後から付いていったら、どうやらその渋滞の先頭がラッセルの頭のようだったので追い越してラッセルに加わった。スキーを履いて膝までのラッセル。大汗を掻き、太ももパンパンになりながらどうにか蓮華温泉にたどり着く。栂池自然園を一番遅くに出発したのに最後は先頭に出てラッセルしてこの日の一番乗り。おいしいところをいただいてしまった。翌日は来た道を登り返して栂池に戻る。なにしろ雪が深かった。

2009年3月 1日 (日)

B.Cウラヒヨ

20090301_8 昨日は天気が良くて暖かかった。そして今日も。
どんな雪なのかなあと思いながら早大小屋裏から西ヒヨめざして登るも、昨日緩んだ雪が今朝の放射冷却でカチカチになり、なかなかよろしくない。そして滑る前にピット掘って断面観察及びテストの結果、10~15cmのところに非常に脆弱な雪の層があり、ヤバい。ここは一つ慎重に地形コントロールで滑ることにする。がしかし、滑るとクラストが割れて潜って実に滑りにくい。最も怪我しやすいパターン。あちこちに自然発生による湿雪点発生雪崩もあることだし、少し滑ったところで引き返すことにする。登り返して南側の斜面は重いながらもなかなか快適なツリーラン。今日は南側斜面の方が当たりだったようだ。