初日は千畳敷から宝剣山荘に上がり、木曽駒を往復。最初から雨降り。予報より悪くなった。台風の影響だろうか。
2日目、夜半から風雨がひどくなり、予報でも一日良くならないようなので停滞とする。無理をすると一昨年の韓国パーティのようになってしまうような天気。
食っちゃ寝の生活で、贅沢な時間を過ごす。
それにしても今シーズンは停滞が多い。3回目かな。
3日目、予報通り朝6時を過ぎたら雨・ガス共晴れてきた。昨日はずっと缶詰状態だったのでお客様は大喜び。
本当は空木岳まで縦走の予定だったが昨日停滞してしまったのでそれは不可能になり、宝剣岳を越えて極楽平から千畳敷に下山。
高曇りで視界は良好。南アルプスが一望できた。
昨日のまったりモードから一転して今日は宝剣越えで緊張する。
千畳敷の紅葉は終わりかかっているのか鮮やかさはなく、全体的にくすんでいた。
昨年9月27日に噴火した御嶽山。その時は笠ケ岳に登っている最中で、最初は積乱雲だと思ってたらそれが噴煙だった。
菅ノ台でお客様と解散した後、その御嶽山噴火からぎりぎりのところで生還した登山ガイドの小川さゆりさんと行き会ってお茶をした。自分も一昨年11月の立山の雪崩で危機一髪という体験をしていたので共通するところが多く、小川さんの話しを聞いていたら改めて恐怖を感じてしまった。
新穂高からロープウェーを使って入山。途中2回ほど雨が降ってきたが、その都度木の下で雨宿りし、カッパは着ずにしのいだ。
西穂山荘でお客様と合流。
ここの山荘は桝酒が飲めるのがいい。しかしK野君がいた頃と比べて種類が減ってしまったのが残念。
夜半はかなり雨が降り、翌日は絶望的かと思われた。
3時に起床して外に出てみると、雨は止んでいたがかなり濃いガス。ついさっきまで降ってた様子。とりあえず出発を1時間遅らせる。
再び布団に入り、4時にまた起きて外に出てみると満点の星空。びっくりして慌てて用意して出発する。予報では日中はガスが取れないようなことを言っていたが、良い方に外れたのだろうか。
夜が明けた後も時々ガスがかかる程度で、空気も乾いていて清々しい陽気になった。
お客様の体調、体力は申し分なく、天狗のコルも順調に通過。
予定より1時間遅れでスタートしたけど、結局奥穂には当初の予定の時間に到着することができた。いいペースだった。
シルバーウィークに入っていたので混雑を警戒していたが、縦走路は空いていたし、穂高岳山荘もそれほどではなかった。
翌日もよく晴れ、奥穂に向かう人達の列ができていた。
我々は白出沢を下山する。
数日前まで雨が降ってたし、今朝は冷え込んだので、もしかたらキノコがいっぱい出てるかもしれないなあと思ってたら案の定。ナラタケはあちこちに出てたし、なんとナメコもあった。正真正銘の天然ナメコ。下山の後半はすっかりキノコ狩りモードになってしまい、新穂高到着が遅くなってしまった。
好天が約束された3日間になりそうでウキウキしてしまう。
初日は合戦尾根を登り、燕山頂をピストン。
合戦尾根上部のナナカマドが早くも紅葉していた。今年は早い。
約束通り快晴。しかし朝は冷え込んだ。気温は2℃で、霜が降りてた。
槍を見ながらの縦走は実に気持ちがいい。
北アデビューのお客様が何人かいたが、こんな景色見たらハマること間違いないでしょう。
日中は暑くもなく寒くもなく、湿度も低いし、虫もいないしで、歩くには最適な気候で実に爽やかだった。
3日目は朝4時過ぎに出発して常念岳ピストンに向かったが、途中、ご来光直前に珍しい現象が見れた。太陽柱というのだろうか。
常念小屋に戻って朝食を食べてから一ノ沢を下山。
3日間一度もカッパを着ることなく爽やかな秋晴れの下で縦走ができ、今回は満点の山行だった。
ずっと秋雨前線が停滞して、天気が悪い日が続いている。
初日、やはり午後から天候が崩れる予報なので、出発を早めて朝一番のゴンドラに乗って唐松山荘をめざす。どうにか雨が降り出す前に唐松岳山頂往復までやっつけられた。おかげで午後はまったり。
2日目、予報通り朝から風雨。出発を見合わせる。結局午前中は停滞。
今回の山行は時間に余裕があるので、五竜岳頂上に行くのは明日に回し、雨が上がるのを待って昼頃に出発。この日は五竜山荘までの移動だけ。
3日目、ようやく晴れた。山の上で青空を見るのは久しぶり。
ゆっくりと朝食を食べてから五竜山頂に向かう。剣立山から槍、南ア、富士山、八ヶ岳までよく見渡せた。久しぶりに爽快な気分。
山荘に戻り、早めの昼を食べてから遠見尾根を下山する。
翌日から北鎌尾根ガイドの予定だったが、また天気が崩れる予報なので中止決定。参ったな。
初日、朝4時半に家を出る時から土砂降りの雨。ブナ立尾根を登ってる時もほとんど降りっぱなし。烏帽子小屋で休憩して野口五郎小屋へ向かうも、三ツ岳を越えたら今度は強風。気温も低かったのでトムラウシの事故のことが頭をよぎった。無事に野口五郎小屋に到着。
夜半もすごい風雨で、2日目朝の出発は見合わせた。8時頃になって落ち着いてきたのでとりあえず水晶方面めがけて出発してみる。がしかーし、野口五郎岳の頂上に着いた時からまた物凄い風が吹き始め、まともに立ってられないくらいになってきたのですぐさま五郎の小屋に引き返し、そのまま停滞。夜になってまたすごい雨と風。この頃には前進することは全く考えなくなり、脱出のことばかり検討していた。
3日目、脱出。
再び烏帽子小屋に戻り、カレーライスを食ってブナ立尾根を下る。
翌日、晴れた。皮肉なもんだ。
天候のため日程を1日ずらしての実施。
初日は松本駅でお客様と合流して新穂高に移動し、ロープウェイを使って西穂山荘へ。家を出る時は雨脚が強かったが、登る時は時折霧雨が降る程度。
夜はけっこうな風雨だったが、朝3時に起床した時は雨は止んでいて濃いガス。一応予定通り4時過ぎに出発。内心「こりゃ西穂までしか行けないかな。」と思ったりもしたが、時間と共に良くなる予報だったので信じて進む。
案の定、西穂山頂に着く頃には時折日が射すまで回復。しかし岩はまだ濡れていて滑りやすい。お客様が何回かスリップしてロープにテンションがかかる。
その後は順調に進み、ジャンダルムを越え、馬ノ背を通過し、無事奥穂山頂に到着。
下山ルートは白出沢。それなりに気合いを入れなければならない。
相変わらずガラガラ。橋を渡るまでは気が抜けない。
無事、新穂高に戻ることができた。