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2007年9月27日 (木)

山小屋について思うこと(その2)

20070825_19 2チャンネルじゃないけど、山小屋についての感想・批評・ランキングなどがあるサイトってないもんかなあと思ってたらあった。その名も「北アルプス山小屋事情」というサイトだ。まさにタイムリー。

http://kitaa-yamagoya.at.webry.info/

まだ開設されたばかりのようで数軒分の山小屋しか掲載されていないが、読んでいるうちに段々と興奮してきてしまった。そしてなんだかスカッとしてしまった。自分の言いたいことを代弁してくれてるような感想ばかりだったからだ。いやあ面白いサイトだ。そのうち山小屋関係者の目にも触れてコメント欄が大荒れになっちゃうかもなあ。

2007年9月26日 (水)

山小屋について思うこと

20070820072 昭和の頃の山小屋は、それこそ「泊めさせてやる。」「雨風が凌げるんだからありがたく思え。」的な所が多かったんだと思う。宿泊する登山者もそれが当り前だと思って文句も言わず泊っていたと思う。しかし、現代の山小屋は、特に北アルプスでは過剰なまでのサービスで、所によっては下手な旅館よりも充実した時間を過ごすことができる山小屋もある。登山者もそれに伴って段々贅沢な要求をするようになってしまっている。生ビールがないと機嫌が悪くなってしまう人もいる。(俺?) 

建物や施設、食事などのハード面が立派になるのは登山者にとってもありがたいことなのだが、働いている従業員がダメダメで、そのために印象をとても悪くしてしまっている小屋もある。とある山荘では、やはり施設がとても立派なのだが受付のネーちゃんニーちゃんがなんせ無愛想で気分悪い。従業員同士で喋ってる時は笑顔を見せてるのに、客と接する時になると急に昔のソ連の人のようにムスっとした顔・冷たい応対になる。おそらくその小屋は場所柄、何も言わなくても皆宿泊するので殿様商売になり、あーなっちゃうんだろうか。そういえばそこの山荘のご主人を見たことがない。従業員にまかせっきりで教育しないからあーなっちゃうんだろうか。空いてるにもかかわらず部屋はぎゅうぎゅうに詰められるし。 反対に、便所が昔のままの野生的なスタイルで、その便所の香りが客室の方まで漂い、服とか荷物になんとなくその臭いが染み付いてしまい、家に帰ってパッキングを解くとその臭いがほのかにして妙に懐かしくなってしまうヒュッテがあるが、そこは従業員の接客態度が素晴らしく、食事もとても美味しく、全てにおいてお客様側の視点に立った営業を行っていてとても好きな山小屋だ。やはり山小屋の印象というのは、最終的には従業員の“感じ”で決まるのだなあと思う。そしてそれはその山小屋のオーナーのカラー(考え方・方針)でもあるのだなあと思う。

仕事柄、毎年いろんな山小屋に泊る。あくまでも自分の中の個人的なランキングで、しかも偏った山域だが、山小屋ベスト5・ワースト5は確立されている。どこで誰がこの日記を見ているかわからないので公表はできないが。

(本文と写真は関係ありません)

2007年9月25日 (火)

2007/09/23~25 西穂~ジャンダルム~奥穂ガイド

20070925_143 今回は、先日自分が風邪を引いてドタキャンしてしまったガイド山行の出直しであった。先週と同じく、肝心の2日目の天気予報が良くなかったので諦めていたのだが、またもや予報に反して良い天気でラッキー♪ しかも涼しくて歩くのにはちょうど良い気候だった。 お客様もベテラン揃いで足並みが素晴らしく、快調に歩けたので、山荘到着の最速記録をマークした。

連休最終日にもかかわらず、穂高岳山荘にはけっこう大勢の人が泊っていた。翌朝、白出沢を下り始め、ふと上を見上げたら奥穂山頂に向う人が行列になっていた。

2007年9月20日 (木)

暑い日だった

Imgp01112 用があって大町に行った帰りに中綱湖に寄ってみた。赤トンボがたくさん飛び、田んぼの稲刈りも始まり、雰囲気だけはすっかり秋なのだが気温が高い。白馬でも日中は30℃ぐらいまで上がったんではないだろうか。いつまでも暑さが続く9月だ。

2007年9月18日 (火)

2007/09/15~17 針ノ木峠~五色ケ原ガイド

20070917_93 このコースは2日目、黒部湖に向って針ノ木谷を下るのだが、その肝心の2日目の天気予報が良くなかったので直前まで実施か中止か悩んだ。しかし「予報は悪いけど直前になってまた変るかもしれないのでとりあえず行ってみたい。」「3連休ヒマになるの嫌です。」というお客様からの声を頂戴し、実施決定。実際、蓋を開けてみれば何のことはない、なかなか良い天気。夕方、五色ケ原の手前で雨が降ってきて一時カッパを着ただけで済んだ。今回は完全に予報が外れてくれてラッキーだった。

針ノ木谷はちょっと水量が多めだったため、何回もある沢の渡渉に苦労した。普通の登山靴だったので基本的には飛び石伝いに渡渉するのだが、ジャンプに失敗して水の中にドボンと落ちて靴の中や下着まで濡らしてしまったお客様もいた。はっきり言って完全に沢登りのようである。最初から渓流シューズを履いていたら苦労も少ないだろう。

途中の船窪分岐から南沢出合にかけては、船窪小屋のご主人松沢さんのご尽力により昔のルートが整備され復活したため、ものすごく歩きやすくなった。これには松沢さんに敬意を払いたい。  http://www8.shinmai.co.jp/yama/2007/08/26_005805.html

2007年9月12日 (水)

天気回復

Imgp0091 夕べから今朝にかけてけっこう激しい雨が降った。午前9時頃には雨も上がり、急速に天気が回復して青空が見えてきた。9月に入ってからすっきりとした青空を見たことがほとんどなく、いつもなんとなく雲がかかっていて良くない。例年いつもそうだが、9月は天気が悪い。実は東京の月平均降水量は梅雨の時期の6月、7月よりも9月の方が多いというのはご存知だろうか。そんなわけで、9月に山に登るのはいいが天気の良い日をつかまえるのはかなり難しいのである。

安倍総理、淋しそうだった・・・。お疲れ様。この先日本はどうなっちゃうんだろう。漠然とした不安を覚える。

2007年9月10日 (月)

2007/09/08~09 南八ヶ岳ガイド

Imgp0066 台風9号が過ぎ去って台風一過の青空を期待していたが、そうは問屋がおろしてくれなかった。日曜日は下界では晴れてて暑かったようだが、山の上では終日ガスがかかって展望が全く得られなかった。写真も全く撮れなかった。

日曜日だったせいか東京方面からの日帰りの、しかも若い年齢層の登山者が目立った。50~70代の中高年登山者に目が慣れてしまっている自分にはとても新鮮で、今は9月だけど5月の爽やかな風が吹き抜けたような感じがした。

男子はだいたい小学生の高学年から中学生の時に声変わりするが、女子は人生の中年から高年にかけて声変わりするんだなあと最近しみじみ発見してしまった。声帯にどういう変化が起きているのだろうか。

2007年9月 4日 (火)

体調不良

200709040132 風邪を引いてしまった。7月にもずいぶん長引いた風邪を引いたのだが、また引いてしまった。先週の雨のパノラマコース下山の頃からなんとなく喉が痛くなりだし、徐々に悪化していって土曜日にはついに発熱。38.3℃に達した。本当は日曜日から今日までの予定で西穂~ジャンダルム~奥穂ガイドに行くはずだったが、お客様に連絡して急遽中止にしてもらった。超ドタキャン。おそらく準備万端で気合も入って「さあ、明日だ。」というところだったと思う。さぞかしガッカリしただろうなあ。本当に申し訳ないことをしてしまった。医者に行って尻に注射してもらい、薬も飲んだが間に合わなかった。自分では特に気の緩みはなかった(気が緩む間がなかった)と思うのだが、やはり疲れがたまっていたのだろうか。それとも日頃の行いが相当悪いのだろうか。あまり身に覚えはないのだが・・・?