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2009年1月29日 (木)

自衛隊登場

20090129_4 来週から始まるインターハイに向けての作業が本格化し、今日からは支援隊ということで自衛隊松本駐屯地から40名ほどが合流。アップバーンが雪不足なのでそこに雪入れ作業を行った。ゲレンデに迷彩服はよく目立つ。

明日から天気が悪くなり、雨の予報。せっかく出した雪も融けてしまいそう。最悪。

2009年1月24日 (土)

栂池BCガイド

20090124_2 夕べから寒気が入って冬型になるという予報だったのだが、今朝起きたらほとんど積もってない。「なーんだ」って感じで今日は岩岳BCのツアーで八方から変更、栂池~天狗原に向う。そしたらやっぱり上の方は吹雪いてて寒かった。バフバフを期待したが、昨日緩んだ雪が寒気でカキーンと凍り、その上に20センチほどの新雪が積もった状態で、エッジングするとアイスバーンに届いて「ガリガリ」と音がしてしまう。初心者には滑りやすくて良かったと思うが、ベテランにはちょっと物足りなかったのではなかろうか。それにしてもなかなかさぶい一日であった。特に昼頃からは冷え込んだ。

2009年1月22日 (木)

破断面

20090122005 この写真はうちの隣の別荘の屋根に乗っていた雪が今日の気温上昇によりいっきに滑り落ちたもの。途中からすっぱりと切れており、破断面を見ると雪の層がよくわかる。表面から約10センチのところに結合の悪い層が見て取れる。

これを実際の山の中に置き換え、この雪の斜面をスキーで滑ろうとしていると仮定してみる。当然ピットを掘って観察してテストをするだろう。そして判断をする。「この斜面に突入しても大丈夫なのか、それとも迂回してもっと安全なルートに変更すべきか。」その判断が的確にできるかどうかが勝敗の分かれ目。大袈裟に言えば生死の分かれ目。

白馬に住んでるので白馬エリアの山なら「今日はヤバいな」とか「今日は沢の中に入ったらダメだな」とか「明日は最高だろう」といった大雑把な判断はすぐにできる。しかしそれはあくまでも主観的な勘であるので、これに実際の現場でのテストによる客観的な判断をプラスして最終的な判断を下す。今シーズンはこの「判断」というものをもっと丁寧に慎重に行おうと思う。

2009年1月12日 (月)

BC雨飾~コルチナ

20090112_2 岩岳SSのバックカントリーツアーで雨飾方面に行く予定で行ったのだが、まず最初に小谷温泉の山田旅館から先が除雪されてなくて車道を歩かされて時間をロスした。そして歩き始めはちらほらと雪が舞ってたのが途中からいきなり暴風雪に変わり、キャンプ場手前で「やーめた」と引き返す。何しに行ったんだろ。

午後からはコルチナに転進して裏を滑る。がしかし、危惧していた通り雪が少ないため藪がうるさくて滑るどころの話しではない。唯一、スキー場跡のオープンバーンを滑ったほんの数十秒だけ楽しかった。今日は最初から予定通りいかず、なんだか体力強化トレーニングしに行ったって感じだなあ。今日参加のお客様、次回こそはジンクスを破り、いい雪といい天気といい斜面を当てましょう。

2009年1月 8日 (木)

遭難事故が発生した模様

Dscf0019 つい先ほどの17時5分頃、太陽は後立山の向こうに沈み、夕暮れ迫る頃に「ブーン」というヘリの音が近付いてきた。最近は音を聞いただけで県警ヘリの「やまびこ」だっていうのがわかってしまう。「こんな時間に飛んでくるってことは事故があったな。」と遭対無線のスイッチを入れたら案の定、大町署とやまびこの無線のやりとりが飛び込んでくる。断続して聞き取りにくかったが、「発電所の近く」と言ってたので猿倉に行く途中の二股の発電所のことか。おそらくバックカントリースキー中の事故だろう。怪我したのは外人で、肋骨を折った可能性有りとのこと。気になったのはツアーに参加してたらしいということ。どこのツアーだ? 17時12分にピックアップして我が家の上空を松本の相澤病院に向って飛んでいった。「遭難者は日本語、英語が全く通じず、相澤にもその旨伝えてほしい。」と言ってた。フランス人?

この間も白馬乗鞍で木に激突っていう事故があったらしいが、まだ積雪が少ないので普段の年なら隠れてしまう木もまだ頭を出していて、いつもより木が密集している。しっかりとスピードをコントロールして滑らないと危ない。スキー技術の確かさが要求されるってことだ。

※写真と本文は全く関係ありません。が、この写真も実際の事故の時の模様で、この時は我々の後ろの別パーティのテレマーカーが転倒して大腿骨骨折の重傷を負い、応急処置から大町署への連絡、ヘリの要請、ヘリの誘導、ピックアップ時の手助けまで全て我々パーティで行い、そのため事故発生からピックアップまでの所要時間が2時間ぐらいで済み、あっという間に病院へ搬送できた。

2009年1月 7日 (水)

穏やかな天気はいいのだが・・・

20090107_3 今日は毎年よく来ていただくお得意様のバックカントリーレッスン。いい天気で、山が綺麗だった。

しかしそんな暢気なことを言ってる場合ではなく、雪不足は深刻さを増し、岩岳スキー場の下山ルートはもはや風前の灯。日に日にスキー板が傷ついていく。16日から始まる長野県の大会週間(国体予選、県中学校大会、県高校大会、マスターズ大会)の開催も危ぶまれてる。一応、夜間に降雪機を稼動させているが、スズメの涙って感じがしないでもない。白馬にとってこの雪不足は不況に追い討ちをかける事態だ。

2009年1月 6日 (火)

B.Cヒヨドリ

20090106_10 岩岳S.Sのバックカントリーレッスンで栂池からヒヨドリ峰に上がってウラヒヨを滑ってきた。昨日の夕方から少し雪が降ったおかげで深くもなく浅くもなく程よい感じのパウダー。でもやっぱり雪が少なく、ブッシュが鬱陶しかった。

2009年1月 1日 (木)

謹賀新年

20090101_2 皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

昨年の今頃は大雪で屋根の雪を下ろしたりとエラかったが、今年は穏やかな正月を迎えた。天気予報は外れ、全然雪が降らない。スキー場は雪不足の状態が続いており、大きな大会を控えてる岩岳ではそろそろ焦り始めてる。はっきり言ってヤバい。お客さんもいつもの年より少ない。

今日はバックカントリーレッスン。といっても深雪とかないので一般レッスンとあまり変わらない基本的なトレーニングが主になり、時々コース脇の林の中に入って一瞬だけフワフワ感を楽しむ。