2010年8月28日 (土)

2010/08/25~27 北鎌尾根ガイド

20100826011初日、槍沢の大曲りから水俣乗越に向って登ってる最中、我々の頭上を県の防災ヘリが飛んでいった。「あれ?なんかあったかな?」と無線のスイッチを入れたら北鎌でレスキューとのこと。気が滅入る。

北鎌沢出合でテントを張って夕食を食べ始めたら雷雨が始まり、一時かなり激しく降ったので「こりゃ沢が増水して北海道での理科大パーティみたく流されるかもな。」と気が滅入る。幸い短時間で収まったのでほとんど増水しなかった。

翌日2時に起床。夜中なのに生暖かく湿った空気。その高い湿度のせいかブヨがえらい。独標を越えるまでずっと頭の廻りを衛星のように飛び回り、ただでさえ蒸し暑いのに鬱陶しくて気が滅入る。

独標を越え、次々に現れる岩峰を越えたり巻いたりしながら北鎌平に向ってる最中、また防災ヘリが飛んできて今度は東鎌の上空でホバリングしてるので「あれ?またなんかあったかいな?」と無線のスイッチを入れたら案の定東鎌でツアーの団体のお客さんが落ちたとのこと。気が滅入る。

こちらのお客様は高齢にもかかわらず日頃からトレーニングしていたので順調に歩くことができた。恐れていた雷雨にもつかまらず無事に槍ケ岳に登頂。

2010年8月24日 (火)

2010/08/21~23 甲斐駒・仙丈ガイド

20100822016山の上でも相変わらず暑い。
でも吹く風には秋の気配が漂い始めてきた。

2010年8月18日 (水)

2010/08/15~17 涸沢~奥穂ガイド

20100817006一日目 ガス
二日目 ガスガス
三日目 快晴
 "下山の日に晴れる" のはよくあることだが、やっぱり皮肉である。

20100817016 三日目朝4時半。朝食が5時からだと言ってたので「あと15分寝よう。」と思ったのだが小便が臨界点に達しようとしてたので仕方なく起き出す。ふと周りを見たら誰もいない。「あれ?もうメシか?俺だけ出遅れた?あーあ、ついにお客様にも見放されたかぁ。」と寂しさを胸に外に出たら、テラスには人だかり。昨日の天気予報と違って空は快晴、山肌が赤く焼け始めていた。慌てて自分もカメラを取りに行く。

20100817036「全く皮肉だねえ。もう一日早くずれてくれたら良かったのに。」と何回お客さんと言ったことか。
時間と共に、標高が下がると共に気温が上がってくる。下界ではスーパー猛暑が予想される激しい日射。そして上高地では激しい人通り。「あれ?お盆って終わったんじゃないの?」
てっきり皆仕事が始まって上高地も静かなんだろうなあと思ってたらとんでもなかった。

2010年8月10日 (火)

2010/08/08~09 爺ケ岳~鹿島槍ケ岳ガイド

20100809006 山の天候がちょっと不安定になってきた。
2日間とも朝方は霧雨。日中は晴れるのだが雲量が多い。そして午後はまた小雨が降ったりする。大きな崩れはないのだがいまいちすっきりしない。
そして台風が発生して接近しつつある。この後ちょっと大変なガイド山行があるので影響がなければいいが。

2010年8月 7日 (土)

2010/08/04~07 表銀座~槍ケ岳ガイド

20100806029"暑中見舞い申し上げられたい"

ぐらい連日山の上でも暑い。カッパを一度も着ることがなかったのは良かったのだが。

2010年7月25日 (日)

2010/07/24 奥多摩・鷹ノ巣谷ガイド

20100724005_2 きっぱりと梅雨が明け、久しぶりに「梅雨明け10日」という言葉が当てはまるような、まさに夏山日和の日々が続いてるのに今年はどういうわけか計画していたガイド山行が次々と中止になりヒマな7月になってしまっている。

なぜヒマなのか、最近の傾向を某旅行会社では次のように分析している。
・3~4年ほど前から常連客が減っており、これは長らく登山ブームを支えてきた中高年世代が70歳前後と高齢化してきていることと、 '登り尽くし' が原因として挙げられる。
・一方で若い世代の参加者が目立つようになってきた。
・中高年世代の方は若い頃に登山経験があり、中高年を迎えてツアーを利用するパターンが多い反面、若い世代は登山歴が浅く基礎知識や体力に欠ける方が多い。

さて昨日は"暑いから沢"ということで沢登りに行ってきた。
ちょっと遠いが奥多摩へ。
前日に夕立があったようで水量は多め。行きがけに駐在所で「夕立が来ないように祈ってます。」と見送られたが、その願いむなしく昼過ぎに雷雨につかまった。谷の中なので落雷の危険は少ないが、豪雨で増水・鉄砲水が来やしないかとビビる。幸い短時間で上がってくれたので良かったが、その後はいっそう湿度が上がり、サウナ状態の中で大汗かきながら詰め上がって下山。なかなか苦しい下山であった。

2010年6月20日 (日)

2010/06/17~19 甲武信岳・金峰山・瑞牆山ガイド

20100617049_5 釜ノ沢のガイドから間髪をいれずに次のガイド山行。

遠くからやってきたお客様達は甲武信岳や十文字峠周辺に咲くシャクナゲがお目当て。ところが今年は既に盛りが過ぎていてちっとも咲いてない。「あらー、どうしちゃったのかしら。もう終わっちゃったのかしらね。」とか「まだこれから咲くのよ。」「そうよきっとそうよ!」などと皆勝手に解釈しながら賑やかに登っている。そしてようやく十文字峠近くまで来て綺麗に咲いてる群落が出てきて大騒ぎ。恍惚の表情と蜂の巣をつついたような騒ぎは4年前と全く同じ。
その後もちょっとでも、たとえ一輪でも咲いてるシャクナゲを見つけようもんなら「あっ!あそこに咲いてるわよ!」「あっ、あそこにも!」と途端に大騒ぎ。どうも「先に見つけた方が偉んだ!」みたいな感覚があるようだ。
それにしてもオバ様達は実によく口が動く。これなら絶対に熊は来ない。ちょっとペースが遅くなってきたので「口を動かす前に足を動かしましょう。」と言ったら「あたし達は喋ってないと登れないの。」と言われてしまった。ハーハー息が切れてても喋っていられるのは、ある意味すごいパワーだと思う。

2010/06/15~16 笛吹川東沢釜ノ沢ガイド

20100615032 梅雨入りしたものの、この日はよく晴れてまさに沢日和。前回と比べて水温も上昇したようで水の中に入ると気持ち良かった。
青空と新緑、そして素晴らしい渓谷美を堪能。途中の長い河原歩きでは暑くて消耗させられたが、それでも全体的にみれば爽やかで快適な沢登りができたのではないだろうか。

甲武信小屋に着く頃からポツポツと雨が降り出し、夜は本降りの雨。翌朝も時折激しく降っていたので鶏冠尾根からの下山はあきらめてノーマルに戸渡尾根を下る。

2010年6月 2日 (水)

2010/05/31 笛吹川久渡沢ナメラ沢ガイド

20100531017 沢登りシーズン突入。
でもまだ寒かった。水も冷たかった。
稜線に抜けてからアラレみたいな氷の粒が降ってきたし・・。
こう寒いとなかなか水の中に積極的に入る気が起きない。沢登りデビューのお客様にとってはちょっと過酷だったかな。
でも期待通り、新緑はとても綺麗だった。

2010年5月10日 (月)

2010/05/09 鑓温泉B.Cガイド

20100509045 日帰りで鑓温泉まで行ってきた。
昨日までの立山B.Cの影響で少々足が重かったが、天気が良くて清々しい陽気で快適だった。
猿倉あたりではようやっと木々の芽吹きが始まった。

20100509026 鑓温泉あたりではやはり雪の量が例年より多く、浴槽の回りは雪の壁になっていた。
しかし相変わらずいいお湯だ。