2010年5月 8日 (土)

2010/05/06~08 立山B.Cガイド

20100508028 真ん中の日が最悪な天気で、酒と温泉しかやることがなかった。
御山谷を滑って下りたが、この一週間の雪の融け方は激しい。特に下部の方は4/25の時とは様相が違っていた。
この間の事故現場のところも通ってきたはずなのだが、場所が特定できなかった。

2010年5月 3日 (月)

2010/05/01~02 金山沢B.Cガイド

20100501049 天候に恵まれ、まさにバックカントリー日和の2日間であった。
しかし雪質的にはちょっとイマイチ。特に下の方は最近降った新しい雪が気温上昇で重くなり、足に堪えた。いつになく疲労したのはこのせいだったのだろうか。

午前中、県警ヘリ「やまびこ」が大雪渓や白馬岳、杓子岳上空を何度も旋回してたので「こりゃ何かあったな。」と思ってたら案の定、滑落事故で1人亡くなったそうだ。
それと、この間行ってきた立山の御山谷でもブロック雪崩の直撃により1人亡くなったそうで、こういう身近なところで事故があると「明日は我が身だなあ。いつ死んでもおかしくないなあ。しっかりと保険金掛けとかなきゃ。」と思う。

2010年4月30日 (金)

2010/04/29 また白馬乗鞍岳B.Cガイド

20100429033 今日は個人ガイドでハクノリ。
それにしても最近よくハクノリに行ってるような気がする。ハクノリに通勤してるような感覚ですな。

朝から雨。中止にしようかどうしようか時間を過ごすうちに10時になり、この後午後からは天気が良くなるということだったのでとりあえず上に上がる。するとみるみるうちに晴れてきてくれた。
ダッシュで天狗原まで上り、そしてハクノリの最後の斜面まで来たら今度は雪交りのビュービューの風。斜面もカチカチ。前日に30cmもの雪が降ったと聞いてたが、ほとんど吹き飛ばされてる。
寒いのですぐに滑りに入る。さぞかし滑りづらいだろうと思ってたらこれがまた快適。思いのほか楽しめた。

今日からゴールデンウィークに入ったらしいのだが、全くそういう感じのしない閑散とした栂池であった。

2010年4月26日 (月)

2010/04/26 白馬乗鞍岳B.Cガイド

20100426010 今日は岩岳スキースクールの仲間でもあり、全日本スキー技術選手権大会9連覇という偉業を成し遂げた松沢聖佳と、これまた全日本技術選のトップ10に入る活躍を見せた聖佳の旦那の松沢寿、カメラマンの大下さんとともに写真撮影のためのガイドでハクノリまで行ってきた。


201004260262 さすがに2人の滑りはかっこいい。とても刺激になった。
展望、雪の状態ともに良く、いい撮影ができたのではないかな。
2人がメインだが、自分もスクールのB.C用のユニホームを着て滑りを撮ってもらった。面白かったぁ~。

2010年4月25日 (日)

2010/04/24~25 立山B.Cガイド

20100425037 天候の変化、寒暖の変化が激しいこの春。当然雪の状態もめまぐるしく変わっている。
案の定、標高の高いところではカチカチのアイスバーン。スキーアイゼンがないと登れない。一方中間から下の方はとても良かった。
土曜日はガスがかかって陽射しがなくて寒かったが、日曜日はこれ以上ないほどの良い天気に恵まれた。
天気が良かったからかわからないが、11月に負けず劣らずこの時期の立山もB.C野郎どもで混んでますなあ。

2010年4月19日 (月)

2010/04/17~18 蓮華温泉~木地屋B.Cガイド

20100418010 当初、1泊2日で栂池~蓮華温泉~木地屋に行く予定だったが、お客様の都合により日曜日の日帰りに計画変更。ところが急遽土曜日も時間が取れたとのことなので土曜日は白馬乗鞍周辺で遊んで、翌朝天狗原を越えて木地屋までいっきに行った。

金曜日に季節はずれの雪が降り、おかげで土曜日は新雪を味わえた。ところが翌日はその新雪が風でパックされ、おまけに表面クラストで最悪の状態。ターンできない。お客様は何回も転んでヘトヘトになっていた。
快適に滑れたのは角小屋峠からの下りだけ。あとは修行僧に徹した。
やっぱりこのコースは蓮華温泉で1泊しないと価値が低くなるな。

2010年4月12日 (月)

2010/04/09~11 蓮華温泉~雪倉岳B.Cガイド

20100410013_2 岩岳スキースクールとアトラストレックの共同企画ツアー。

1日目、2日目と天候に恵まれ、雪倉岳には11時に登頂。途中暑かったがとても順調に登れた。滑りの方も上半部は雪質が良くて快適な滑りが堪能できた。下半部はいつものストップスノーで太腿パンパン。

今シーズン蓮華温泉3回目。いつ来てもいいねえ、ここは。

2009年12月22日 (火)

2009/12/21 八ヶ岳・赤岳ガイド

20091221003_2 まだ冬型の気圧配置が残っていたので気温が低く、稜線では風がビュービューでまともに歩けないほど。かなり寒かった。お客様は顔のほっぺに軽い凍傷を負ってしまった。自分も下山後しばらくは手の指や顔の感覚がおかしかった。

家に帰ったら「赤岳に向った男女が行方不明」の報道にびっくり。

2009年11月 8日 (日)

2009/11/07 阿弥陀岳南稜ガイド

20091107007 素晴らしい青空と眺望のもと、暑くもなく寒くもなく、実に快適な山行、ひさびさの会心の山行であった。
立場山までの静かな樹林帯の登り、青ナギからの露出した岩稜帯での適度な緊張感、そして中央稜の下りと変化に富んで飽きない。下りで使った中央稜も急ではあるが技術的に難しいところはなく、誰もいなくて静かでとても良かった。
やはりこの時期の山は静かだし暑くないので最高だ。なによりも中高年のオバ様達を中心としたツアーなどのうるさい団体がいないのがいい。

20091107020 11/2~3に降った雪もその後の晴天でほとんど消えていた。核心部のP3のルンゼ内にはところどころ氷があったがアイゼンを着けるほどでもなく快適な登攀であった。

2009年10月27日 (火)

2009/10/24~25 黒部下ノ廊下ガイド

20091024006 毎年恒例の下ノ廊下。
今年も行ってきた。
紅葉はちょっとイマイチのような気がした。一昨年の方が綺麗だった。


20091024013 朝、黒四ダムを出る時、何人かの知り合いと挨拶を交わす。
やはり紅葉と週末が重なってけっこうな数のパーティがいた。

我々は順調に歩いて阿曽原小屋には16時頃到着。そしたら小屋のオーナーの佐々木さんが興奮気味に遭対無線で交信していて、「作廊谷付近」とか「水没してる」といった言葉が聞こえたので、「誰か落ちましたか?」って聞いたら「9名パーティの1人が100mぐらい落ちた。今警備隊が向っててヘリも来る。」とのこと。我々の後ろを歩いていたパーティだ。よくよく聞いたら、朝挨拶を交わした知り合いの方のパーティだったのでビールもそこそこに手伝いを申し出る。

ちょうどこの日は10月初めに剣沢大滝に向ったまま行方不明になってる方の家族3名(登山経験ない)が、阿曽原小屋に常駐していた警備隊に連れられて十字峡まで行っていたのだが、その帰りの途中で転落事故の知らせが入り、その警備隊は現場に急行してしまったため、家族は通りがかりの一般の登山者に託されて阿曽原に向っていた。

自分は転落したパーティの残り8名と、剣沢大滝の家族を迎えに行ってくれと頼まれたので、一般の人はまず乗れないトロッコ電車で仙人ダムに急行する。普通に歩いたら山越えをして1時間はかかるのだが、ほんの5分でダムに到着。そしたらちょうど8名が下りてきた。自分とは別に先行していたもう1名のお手伝いの方にその8名は任せ、自分はダムの上に出る。ほどなく家族とも合流。トロッコ電車は既に終電時間が過ぎていたのでトンネルの中を歩いて阿曽原に向う。歩いても10分ほどだ。自分も初めて歩いたのだが、トンネルの中は漆黒の闇でかなり暑い。Tシャツ1枚になっても汗が噴出してくる。マジでサウナの中にいるよう。ここがまさしく高熱隧道。

阿曽原小屋に送り届けたところでビールを飲みなおし、酒を飲んで極楽の露天風呂に入ったとさ。

20091024019廊下は走ってはいけない。
そして転んでもいけない。