2007年3月21日 (水)

2007/3/21 唐松岳ガイド

2007032138_1 天気は申し分なく、風も思ったほどではなかったので極めて順調に唐松岳に登頂できた。そうは言っても朝の寒気と風で一時はどうなるかと思ったが。ハイドレーションのチューブが即座に凍り、水分補給ができなくなって参った。ザックは一応、冬期対応なのだが全く役立たずだった。

今日は春分の日。ようやく待ち遠しい春が来た。でもこのところ寒い日が続いている。スキー場のコンディションは最高だ。

2007年3月 4日 (日)

2007/3/3~4 妙高関温泉&三田原山ガイド

200703030 実に暑かった。異常なほど暑かった。今何月ですか?って感じ。おかげさまで数日前に積もった雪がいっきに緩んで超重い深雪。かなり良くない状況。土曜日は関温泉スキー場から上部の三角エリアに行ったが、雪質は良くないし、雪が少ないので藪がひどく、おいしさは感じられなかった。今日は三田原山に登ったが、滑り始めて最初の10ターンぐらいまではまあまあ。それ以降は苦行の道を行く修行僧の如く、ただひたすら重い雪の中を必死に木や枝を避けながら下に滑っていくのみ。雪は重いし足はパンパン。スキーをコントロールすることができない。スキーの快適さは微塵も感じられず、訓練しに行ったみたい。お客様はさぞかし大変だったと思う。

2007年2月20日 (火)

妙高下見

2007022025 妙高関温泉~三角エリア、そして杉ノ原~三田原山の下見に行ってきた。今日は素晴らしい天気で、写真のように遠く北アルプスまで全て見渡せた。杉ノ原ゲレンデトップからシール登行で三田原山まで2時間ほどなのだが、滑走距離が長く、特に上部は写真のように木の間隔が広く、斜度も適度で素晴らしい斜面。下部はご多聞にもれず、雪不足のため藪がうるさくて大変だった。

2007年2月12日 (月)

2007/2/12 八ヶ岳・天狗岳ガイド

200702128 渋の湯からの往復で、冬山としては初心者向けのお手軽ルートだが、それでも頂上直下は樹林帯を抜けて風がそれなりにあり、岩が露出したところもあったりして冬山気分を満喫できた。天気が良く、冬の八ヶ岳としてはとても穏やかな方だった。久しぶりの登山だったせいか思いのほか疲労し、全然体が山に順応していないなあと実感した。

2007年1月 5日 (金)

バックカントリー天狗原

200701053 今日は岩岳B.Cのショートツアーで栂池~天狗原に行ってきた。全く春の陽気で、1月とは思えない暖かさ。どうなってるんだろう。おかげで雪が重かった。腰が完全に良くなってないのでかなり慎重に滑った。

2006年12月18日 (月)

2006/12/16~17 八ヶ岳忘年会山行

2006121710 「忘年山行」ではなく「忘年会山行」。あえて「会」を入れるところに意義がある。いかに「忘年会」に重きを置いているかがおわかりであろう。

土曜日は清里のとあるコテージを借り、鍋と刺身と日本酒という忘年会3点セットで大いに盛り上がった。お客様がそれぞれ高級な日本酒を持ってきてくれたので、2升近くを実質3人工でたいらげたにもかかわらず、翌朝具合が悪い人は誰もおらず、ちゃーんと5時に起床、編笠山に向った。

とは言っても夕べの影響は多少なりともあり、テンションが上がらないまま出発。体は重く呼吸が苦しい。やたらとしんどい。途中から雪が現れ、山頂から北側はそれなりに雪深く、青年小屋近くは大岩がゴロゴロしててかなり厳しかった。でも軽い粉雪の中を歩くのは気持ちいい。軽い山行と思っていたが、結局9時間以上の行動時間になってしまい、かなり充実の1日だった。

2006年11月12日 (日)

2006/11/11 妙高山ガイド

2006111115 当初谷川岳に行く予定だったが、寒気が入り冬型になりそうだったので谷川岳ではちょっとヤバいかなあということでお客さんと相談して日帰りでも行ける妙高山に急遽変更。土曜日の朝、白馬を出る時は雨がひどくて「あーあ、こりゃダメだな。」と完全にあきらめモードでやる気ゼロだったが、登山口に近づくにつれて雨が上がり、青空さえ見え始めたので急いで登山モードに切り替えて出発した。山は木々の葉が落ちてすっかり冬の佇まい。中途半端な季節の上、天気予報も悪かったので他に誰一人も登山者はいなかった。午前中は思いのほか天気が良かったが、14時頃から雨が降り始めたのであっさり引き返してきた。これが雨じゃなくて雪だったら逆に面白かったのだが。

2006年10月28日 (土)

2006/10/28 明星山P6南壁左フェースルートガイド

200610285 予想はしていたがこんなに混雑していたとは・・・。当初は左岩稜ルートを登る予定だったが、お客様は3年前に一度登ったことがあるし、我々が取り付く時には既に先行パーティが4パーテイぐらいいて渋滞が起きてたし、ということで急遽左フェースルートに変更。しかしここも先行パーティがいてなんだかんだ時間がかかってしまい、駐車場に戻った時は日没寸前だった。久しぶりに落石の雨あられを浴びた。少なくともヘルメットに2個は当った。

2006年10月24日 (火)

2006/10/22~23 恵那山ガイド

200610233 下ノ廊下のガイドが終了して宇奈月温泉でお客さんと解散し、知人宅にちょっと寄ってから今度は富山県から長野県の南の果てまで車で縦断して中央道園原インター近くの月川温泉で次のお客さんと合流。夜遅くなってしまった。「もう酒なんか見たくもない。」と思ったが見てしまった。ついでに飲んでしまった。懲りないバカものである。

恵那山は昨日までの断崖絶壁峻険峻厳天険の下ノ廊下とは全く対照的なの~んびりとした山。この山が日本百名山だと知ったのは最近のことである。カラマツの黄葉が良かったが、黒部の紅葉を見てきた後だけに物足りなさを感じたのは事実。

2006/10/21~22 黒部下ノ廊下ガイド

2006102113 開通するかしないかぎりぎりまで微妙だったが、間際になってどうにか開通した。しかし途中には大きなスノーブリッジがいくつも残っており、何箇所か大きく高巻いたりして緊張させられた。天気、紅葉は申し分なかった。

「飲んでも飲まれるな!」をモットーにしてきたが・・酒に飲まれてしまった。阿曽原小屋で久しぶりにやってしまった。日曜日の朝4時前に起床した時は二日酔いというよりまだ酔っていた。飲酒検問に引っかかったら間違いなく検挙されたであろう。とりあえず4時過ぎ、まだ真っ暗な中を出発したがフラついていて丸太の橋を渡るのが怖かった。そして時間と共にどんどん具合が悪くなり、夜が明けてしばらく経った頃が絶不調のピークであった。とてもガイドどころではなく、ヘリで救助してもらいたいと心底思った。しかし体の中にあった老廃物を下と上の両方から全て出したら急速に回復に向かい、頭痛だけは残ったが朝弁当を食べられるまでに復活、無事ガイド業務に就くことができた。「もう酒なんか見たくもない!」と心のかなり奥深くから思った。