今は昔、湯俣温泉から千天出合を経て千丈沢を登り詰め、西鎌尾根に出て槍ヶ岳に至る宮田新道というルートが存在した。しかし今は全く廃道になっている。かつては吊橋等もあったが、豪雨や雪崩で流され今は全く消失してしまっている。湯俣~千天出合間だけは現在も北鎌尾根のアプローチとして利用されているが、写真のような厳しい箇所の通過や渡渉を強いられ、エキスパートのみに許されるルートであるが故、ここを通過する登山者はとても少なくなってしまっている。それでは大町市としては切ないということで、この宮田新道を復活させようという動きが起った。過去2回の調査を踏まえ、今回は湯俣~千天出合間だけに絞って、より具体的な整備計画を進めるべく現地調査を行ったわけである。環境省、中信森林管理所、大町市役所の各職員と我々大町登山案内人組合の計9名で季節外れの沢登りをやってきた。数日前の雨のため水量がちょっと多めで、股近くまで水に浸かりながら10回ぐらい渡渉をしたのでだいぶ冷えてしまった。
デジカメがぶっ壊れて写真が撮れなかった。
天候がイマイチだったがカッパを着ることはそれほどなかったので良かった。
ガイド山行が続いていて疲労気味。腰がヤバくなってきた。