当初、栂池スキー場内でスキーレッスンを行い、状況が良ければちょこっと山の中に入ってB.Cを楽しもうと思っていたのだが、思いのほか天気が良かったので午前中に天狗原まで登って滑ってきた。予想以上に滑りやすい雪質でなかなか充実。
乗鞍岳の斜面には幅50m以上はある雪崩の跡があった。昨日発生したものと思われる。よく見ると頂上からの滑走ラインがあり、その途中でスパっと破断している。一昨日から昨日にかけて新たな積雪があり、ピットを掘らなくたって不安定なことぐらい誰でもわかるような状況だというのにあそこを滑るとは・・・。幸い事故にならなかったようだが、いつかまた同じような事故が起きそうだな。どうも皆安易に山に入り過ぎる。
夜はスクールの納会。雪崩で死ななかったけど飲み過ぎて死亡。アーメン。
久しぶりのブログの更新だ。いかんいかん。写真は今朝7時頃の岩岳スキー場。
スキースクールには毎日行っているのだが、ここのところ大会が多く、その役員として動いていることが多い。大会の時は朝が早く、今年はやけに寒さが厳しいのでけっこう辛い。自分はまだ大丈夫だが、回りのスクールのメンバーは疲労と寒さで次々と風邪を引いてダウンしている。自分も体調維持のため夜は早々に寝てしまうのでブログの更新が滞っていた。というのは言い訳。
先週の白馬少年スキー大会のスラロームの時は、男女2本ずつのセットのため昼食の時間もないほど忙しく、朝6時半から午後3時頃まで 雪が降る中ずっとコース整備等で動き回っていたため、慣れない学生のアシスタントは寒さと空腹でボーっとして集中力が切れ、滑っている選手とニアミスを犯したり、ろれつが回ってないやつもいた。労働条件としては過酷だった。でも今日のように天気が良いと全然楽なのだが。
1月の平日のスキー場はヒマだ。午後からスノーシューコースの下見に行ってきた。岩岳山頂が起点の「ホウの木平コース」。途中、所々に写真のような標識があった。一体、いつの時代のものだろう。もはや木と同化しそうである。
岩岳山頂までスキー場が開発される以前は、西山スキー場(現在使われていない)、新田スキー場(現在の正面ゲレンデ)、切久保スキー場(現在のパラダイスゲレンデ)に分かれていた。かつて、その「西山」と栂池自然園の辺りとを結ぶ、「西栂コース」というものが存在したらしい。確かにスクールの大先輩の中には「行った事がある」という人もいる。少なくとも岩岳スキー場が開発される昭和47年頃より前の標識であることは間違いない。字が半分隠れてよくわからないが、下の方には「ニッポンビール」と書かれているように見える。そんな名前のビール会社があったんだろうか。この標識を見ているだけでなんともレトロな気分になってくる。この古道をいつしか自分も歩いてみたい。