この写真はうちの隣の別荘の屋根に乗っていた雪が今日の気温上昇によりいっきに滑り落ちたもの。途中からすっぱりと切れており、破断面を見ると雪の層がよくわかる。表面から約10センチのところに結合の悪い層が見て取れる。
これを実際の山の中に置き換え、この雪の斜面をスキーで滑ろうとしていると仮定してみる。当然ピットを掘って観察してテストをするだろう。そして判断をする。「この斜面に突入しても大丈夫なのか、それとも迂回してもっと安全なルートに変更すべきか。」その判断が的確にできるかどうかが勝敗の分かれ目。大袈裟に言えば生死の分かれ目。
白馬に住んでるので白馬エリアの山なら「今日はヤバいな」とか「今日は沢の中に入ったらダメだな」とか「明日は最高だろう」といった大雑把な判断はすぐにできる。しかしそれはあくまでも主観的な勘であるので、これに実際の現場でのテストによる客観的な判断をプラスして最終的な判断を下す。今シーズンはこの「判断」というものをもっと丁寧に慎重に行おうと思う。
つい先ほどの17時5分頃、太陽は後立山の向こうに沈み、夕暮れ迫る頃に「ブーン」というヘリの音が近付いてきた。最近は音を聞いただけで県警ヘリの「やまびこ」だっていうのがわかってしまう。「こんな時間に飛んでくるってことは事故があったな。」と遭対無線のスイッチを入れたら案の定、大町署とやまびこの無線のやりとりが飛び込んでくる。断続して聞き取りにくかったが、「発電所の近く」と言ってたので猿倉に行く途中の二股の発電所のことか。おそらくバックカントリースキー中の事故だろう。怪我したのは外人で、肋骨を折った可能性有りとのこと。気になったのはツアーに参加してたらしいということ。どこのツアーだ? 17時12分にピックアップして我が家の上空を松本の相澤病院に向って飛んでいった。「遭難者は日本語、英語が全く通じず、相澤にもその旨伝えてほしい。」と言ってた。フランス人?
この間も白馬乗鞍で木に激突っていう事故があったらしいが、まだ積雪が少ないので普段の年なら隠れてしまう木もまだ頭を出していて、いつもより木が密集している。しっかりとスピードをコントロールして滑らないと危ない。スキー技術の確かさが要求されるってことだ。
※写真と本文は全く関係ありません。が、この写真も実際の事故の時の模様で、この時は我々の後ろの別パーティのテレマーカーが転倒して大腿骨骨折の重傷を負い、応急処置から大町署への連絡、ヘリの要請、ヘリの誘導、ピックアップ時の手助けまで全て我々パーティで行い、そのため事故発生からピックアップまでの所要時間が2時間ぐらいで済み、あっという間に病院へ搬送できた。
週末は葉山の実家に行ってきた。去年も今頃の時期に行ったが、やはりこの時期が一番行きやすい。暮れ正月はスキースクールが忙しいし、お盆の頃は山の中だし。今回はちょうど冬型の天気だったのでよく晴れ渡り、風が冷たくて寒かったが富士山や丹沢がよく見えた。
親父が逗子の魚屋で殻のままの牡蠣や天然のブリやヒラメやスズキなどを仕入れてきてくれた。新鮮な刺身こそ最高のご馳走だ。長野ではまず食べられない。焼肉なんかよりよっぽどいい。酒もいろんな種類が出てきた。新潟の酒、八海山も出てきた。久しぶりに親父と飲んだら飲み過ぎてしまった。
風が強くてけっこう波があった。それにしても寒かった。白馬とはまたちょっと違う種類の寒さ。風邪引いちゃう系の寒さと言えばいいかな。
冬至に近い今頃は日没が16時半頃。慌てて海岸に行ったらぎりぎりセーフで間に合った。
暮れなずむ箱根の山々。
ちなみに中学生の夏休みに同級生とあの鳥居まで泳いだことがある。無謀な少年であった。
見る山富士山。登るものではない。ましてやあそこでスキーするやつがいるとは・・・アホだ。俺だ。
翌朝は葉山といえどもけっこう冷え込んだ。でも素晴らしい青空だったので裏山のハイキングコースを駆け上がってみたら懐かしい丹沢がくっきりと見えて嬉しかった。
やっぱいいわ湘南の海は。日本海と違ってあか抜けてる。